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また田園都市線! 相次ぐ故障にウンザリの声

10/19(木) 22:32配信

東洋経済オンライン

 朝ラッシュのピーク直後、郊外と都心を結ぶ東京の大動脈が突然の停電に見舞われた。

 10月19日午前9時過ぎ、東急電鉄田園都市線の三軒茶屋駅(東京都世田谷区)構内で発生した電気系統のトラブル。ホームや駅構内は一時真っ暗になり、同線は用賀―渋谷間で約3時間にわたって運転を見合わせた。

【写真】田園都市線ストップでバス停に長蛇の列ができた三軒茶屋駅付近

■駅構内の電気系統ショートが原因

 東急によると、停電の原因は三軒茶屋駅構内にある、電力会社からの電気を照明など駅構内の各種施設に配分する「配電所」からの電気系統でショートが発生したこと。停電は駅設備で起きたため電車の走行用電力は供給されていたが、信号系統に影響が出ている可能性があるため9時09分に田園都市線全線の運行を停止した。

 さらに、同線と接続して都心方面への迂回路となる大井町線についても「利用者が同線のキャパシティを超えるほどになり、安全性に影響がある」(東急電鉄)として同15分に全線の運転を見合わせた。

 原因と影響範囲が特定されたことから、田園都市線の中央林間―用賀間と大井町線については10時10分に運転を再開。三軒茶屋駅構内の電気設備トラブルは11時08分に復旧し、その後各施設のチェックや列車の試運転を行い、安全が確認されたとして12時05分に用賀―渋谷間も復旧し、全線で運転を再開した。ダイヤの乱れは夕方までにはほぼ収束した。

 三軒茶屋駅の構内と周辺は行き場を失った人々で混雑。駅付近にある渋谷方面へのバス乗り場には数十メートルにも及ぶ長蛇の列ができ、当分乗れないとあきらめて駅で運転再開を待つ人も多く見られた。発生が午前9時過ぎだったため朝ラッシュへの直撃は免れたものの、東急によると田園都市線で約10万1000人、大井町線で約2万5800人に影響が出た。

 利用者の1人は「人身事故などは仕方ないと思っているが、田園都市線はちょっと故障やトラブルが多いのでは」とうんざりした表情で語った。

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