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浦和を去って2年――。愛媛で輝きを増すプラチナ世代MFの理想像は「啓太さん」

10/24(火) 18:08配信

SOCCER DIGEST Web

昨季のチームメイトは「なぜ浦和で出られなかったのか不思議だった」。

 左腕に巻かれたキャプテンマークが頼もしかった。
 
 J2リーグ38節・湘南対愛媛。雨中の試合は湘南が23分にCKから挙げた1点を守り切り、完封勝利を収めた。湘南はこれでJ1自動昇格へさらに近づいた。ただ、内容は16位の愛媛が優位。執拗なプレスと素早い攻守の切り替え、そして果敢なサイド攻撃を仕掛けてペースを掴んだ。シュート数は湘南より2本少ない8本だが、CKは湘南の3本に対し愛媛は11本。愛媛が湘南をいかに押し込んだかが分かる。

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 その中心にいたのが愛媛の8番、小島秀仁だ。ボランチの小島は両サイドにボールを散らしつつ、味方の足もとにピタリと収まる25メートルほどの縦パスを次々と繰り出した。さらにボールを持ち出し、力強く前線に攻め上がる。デビュー当時を知る人ならば、「こんなプレーが見たかった」と、そう思えるようなプレーの数々だった。
 
「今日は愛媛ペース。オレより秀仁のほうが楽しくやっていた。勝負の厳しさを教えられました」
 同じ背番号で浦和時代のチームメイト、湘南MFの山田直輝はそう語った。
 
 プラチナ世代の中心として期待された小島は2011年、浦和レッズに加入。当時の柱谷幸一GMは「夏にはレギュラーになっている」と太鼓判を押したが、この年のチームは残留争いの渦中にあり、経験の足りないルーキーに出番はほぼ訪れなかった。
 
 翌12年、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任。シーズン前の合宿では監督の目に留まったが、レギュラーとの壁は厚く、14年には徳島ヴォルティスに期限付き移籍。15年、浦和に復帰したものの、同7月に愛媛へ完全移籍した。
 
 小島は新天地の愛媛で試合に出続けた。特長の正確なパスが徐々に戻りつつあった。
 
 昨季、愛媛でチームメイトだった湘南FWの表原玄太は「走っている自分の足もとにピタリとボールが入るんです。あれだけ技術があるのに、なぜ浦和で出られなかったのか不思議だった」と振り返った。
 
 本来のプレーを取り戻すなか、間瀬秀一監督のもと、今季、小島は主将を任された。
 
「責任と自覚をもって愛媛FCを背負って、先頭に立って戦う。そのくらいの気持ちがないと上にはいけない」
 この決意は言葉だけではなかった。

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最終更新:10/24(火) 18:37
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