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音声アシスタントが普及すれば、「人間の脳の能力不足」が問題になってくる

2017/10/27(金) 12:30配信

WIRED.jp

アップルのワイヤレスイヤホン「AirPods」を数日前に購入した。この変わったデザインのイヤホンは発売から約1年が経つが、しばらくはオンラインでの納期が6週間ほどかかっていた。だが最近になって実店舗でも見られるようになった。地元のアップルストアにもあることを知って、思い切って購入することにしたのだ。

未来、人間はデジタルアシスタントに「洗脳」されてしまうのか?

159ドル(日本では税別16,800円)のAirPodsは高価だ。誇大に広告された、凡庸なサウンドで、はめ心地が奇妙なイヤホン以上のものでなくては困る。

なぜこれだけの金額を支払ったのか? 手短かに言えば、未来における人間とガジェットとの関わり方に興味をもっている人たちにとって、AirPodsをはるかに面白いものにする複数の製品が9月後半に発表されたからだ。

それは、新しいiPhone[関連記事]、新型「Apple Watch」[関連記事]である。しかもアップグレードされたOSは、アップルのヴァーチャルアシスタント「Siri」が強化されている。

これらの製品をAirPodsと組み合わせることにより、いつでもどこでも使えるパーソナルな対話型コンピューティングのための、最初の優れたエコシステムが生まれるはずだ。これによって、人間の生活を占領しているスクリーンから、人間の眼と指を解放してくれる可能性がある。

こうしたエコシステムは、2014年公開の映画『her/世界でひとつの彼女[関連記事]』で描かれたような世界に、人々をさらに近づける。この作品では、ホアキン・フェニックス演じる主人公のセオドアが、パワフルかつ生産的なヴァーチャルアシスタントと、自然な会話によって心を通い合わせるようになっていく。非常に有能でありながらも控えめなAIが、ユーザーの日常生活とシームレスに統合されながら、あらゆることを助けてくれる様子が描かれている。

興味深いことに、これはまさしくアップルが最近のSiriの広告で描写している状況だ。以下の動画では、プロレスラーで俳優のドウェイン・ジョンソンが、盆栽を剪定しながらSiriでスケジュールをチェックしたり、システィーナ礼拝堂の壁画を描きながらメールを音声で聴いたりしている。

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最終更新:2017/10/27(金) 12:30
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