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市川紗椰がハマる『カートゥーン ネットワーク』の魅力「高熱に浮かされたようなはちゃめちゃ不思議な世界」

11/4(土) 15:00配信

週プレNEWS

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。

人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。

今回は彼女が最近ハマっているという「カートゥーン ネットワーク」の魅力について語ってくれた。

* * *

最近、カートゥーン ネットワーク(以下、CN)のアニメにハマっています! CNはアメリカを本拠地とするアニメ専門チャンネルで、日本ではスカパー!などで見ることができます。

24時間にわたってたくさんのアニメが放送されているんですが、特にハマっているのが、CNオリジナル作品。日本にはちょっとないような、シュールなアニメばかりなんです。

例えば、『おかしなガムボール』という作品。公式HPの作品紹介では……「主人公は青いネコ“ガムボール”。父はウサギ、親友は金魚、クラスメートは恐竜や折り紙のクマ、風船やロボット…」。って、意味不明ですよね(笑)。

『おっはよー!アンクル・グランパ』という、おじさんなのかおじいさんなのかよくわからないタイトルの作品は、主要キャラクターのなかになんと実写の虎が交ざっています。このジャイアント・リアル・フライング・タイガーというキャラクターは「見た目とは裏腹に、中身は典型的なティーンエージャーの女の子で、実はイケメンバンド好き」だそうです。どうでしょう、意味がわかりませんよね?(笑)

こんなふうに、普通の2Dアニメの中に実写が登場するのはCNオリジナル作品の常套(じょうとう)の演出なんですが、この『アンクル・グランパ』のある回では、アメリカで活動する実在のロックアーティスト、アンドリューW.K.が登場しました。

しかも、彼と絡んだピッツァ・スティーヴというキャラクターの日本語版キャストを務めているのは、大人気声優の吉野裕行さんだったりするので、日本のアニメ好きの人にも見ていただきたいですね。



ちなみに、私が子供の頃によく見ていたのは、『原始家族フリントストーン』や『宇宙家族ジェットソン』といった60年代のアニメ。舞台は原始時代や宇宙だったりしますが、内容はホームコメディで、小さい恐竜を使って芝刈りをしたり、マンモスの鼻からシャワーを浴びたりします(笑)。

90年代になると、『パワーパフガールズ』や『ジョニー・ブラボー』などもCNで制作されましたが、内容はちょっとひねったヒーローもので、まあ一応は子供向けでした。でも、今やっている『レギュラーSHOW~コリない2人~』なんかは、どこにでもいるダメな若者が主人公で、アニメの制作者自らが声を当てていたりするんです。

どう考えても、子供に教育的目的で見せられるようなものではありませんが、この番組はアメリカで最も権威のあるテレビドラマ賞であるプライムタイム・エミー賞を受賞したこともあるんです。CNアニメの中でも知名度が高く、私も大好きな『アドベンチャー・タイム』も、プライムタイム・エミー賞を何度も受賞していますね。

実際、内容はシュールではちゃめちゃではありますが、ネット社会を風刺するような回もあったりします。“大人が全力で批評性を発揮している”という点では、『機動戦士ガンダム』などにも通じる見応えがあると思います。

日本でも流行の兆しがある、最新のCNオリジナルアニメ。ぜひ試しに見てみて、高熱に浮かされたようなはちゃめちゃ不思議な世界を味わってください(笑)。

●市川紗椰(いちかわ・さや)
1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。モデルとして活動するほか、毎週土曜21時からオンエアのJ-WAVE『TRUME TIME AND TIDE』ではナビゲーターを務める。ロンドンから帰った後、『アドベンチャー・タイム』のグッズが中野ブロードウェイで大量に売られているのを見て脱力

最終更新:11/4(土) 15:00
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