ここから本文です

なぜ、精神的・身体的苦痛を取り除くために「現在の性格」を明らかにする必要があるのか?

11/6(月) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』がダイヤモンド社から発売されたことを記念して、20万部突破の第一弾『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を特別公開します。アドラーの厳しくもあたたかい言葉に、あなたも勇気づけられてください。

● アドラー派のカウンセラーはこうして「性格」を明らかにする

 性格(=ライフスタイル)は人生の脚本であり、地図です。人は幼少期10歳位までに完成させたこのシナリオと地図を使って、生涯にわたって同じ思考・感情・行動のパターンを取り続けるのです。カウンセラーがクライアントの精神的、身体的な苦しみを取り除くためには、まずは現在のライフスタイルを明確にし、それが歪んだものであるならば、正しいライフスタイルへと書き換えるナビゲーターとならなければなりません。

 アドラー派のカウンセラーは、クライアントのライフスタイル診断に際して、家族布置分析と幼少期の記憶である早期回想分析を最も重視します。家族布置分析では、幼少期に一緒に暮らした家族の年齢、職業、性格、身体的および頭脳的な優越性、社会的地位や職業などを明らかにします。また、それぞれの間での仲の良さ、悪さを図示します。そうして、両親やきょうだいなどがどのように本人に接していたかを推測し、それにより形成されたであろう本人のライフスタイル(自己概念、世界像、自己理想)を推理していきます。

 また早期回想分析も有効な手法です。クライアントが記憶している最も古い記憶もしくは最もビビッドな記憶を3~6個話してもらい、それを分析するのです。その際、記憶は曖昧でも、極端な話や作り話であっても、問題ありません。修正や創造された記憶にも意味があるからです。これらにより、クライアントの現在の性格が明らかにされるのです。

 ※本連載は日曜日以外の毎日更新します。

小倉広

記事提供社からのご案内(外部サイト)

特集1 山一・拓銀
破綻から20年バブルで日本は何を失ったか
特集2 復活? 日の丸半導体
ルネサスの岐路