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「栄養失調」で痩せる夜バナナダイエット --- 黒坂 岳央

2017/11/7(火) 16:47配信

アゴラ

こんにちは!肥後庵の黒坂です。

先日、外で人と待ち合わせをする時にコンビニへ入りました。私はいつもコンビニに入っても必要な物を買い、さっさと出てしまう質なのですが、その日は相手を待っている間時間があったので、久しぶりにゆっくりと店内に置いてあるものを見ていました。本のコーナーに差し掛かった時、パッと目に入ったのが「夜バナナダイエットで痩せる!」というキャッチコピーの書かれた本です。思わずその本を手に取って読み、感じたことがありましたので、今回お話をしたいと思います!

夜バナナダイエットとは?

一時期テレビで芸能人が挑戦したり、検証したりしたことで一気に話題になったのが夜バナナダイエット。「テレビ離れ」などと言われていても、やっぱり今でもブームの火付け役にはテレビはすごい力を発揮するものですね。

さて、この夜バナナダイエットとは、夜にご飯やお肉を食べるのをやめてバナナだけにしましょう!というシンプルなもの。なぜこれで痩せるのかというと、それまでガッツリ食べていた高カロリーの夕食を低カロリーのバナナに置き換えるから、というシンプルなお話です。例えば夕食に牛丼で済ませる人もいると思いますが、牛丼は並盛りを食べるとだいたい700kcal、大盛りだと1,000kcal近くになります。

それに対してバナナのカロリーはというと、1本たったの86kcalと実に牛丼並盛りの8分の1しかありません。2本食べてもまだ4分の1。そりゃあ今まで700kcalとか1,000kcalの食事を毎日夕食として食べていたものが8分の1に下がれば痩せて当たり前ですよね。

私が感じたこの夜バナナダイエットについては「これは健康的にダイエットしているというより、栄養失調で痩せ細っているだけなのでは!?」という「危機感」です。

心と体の充足感があってはじめて成功するダイエット

私は「カロリーが低くてお腹が膨れるものでダイエットは成功する」という理論はありえないと思います。そんな単純な話で誰もがダイエットできるのであれば、世の中にはこんなにダイエット食品で溢れているわけがありません。「よし!今日から少食生活のスタートだ!」と決意して、夕食を小盛りご飯とサラダ、豆腐と味噌汁で済ませられるのであれば誰もダイエット食品にお金を使わないでしょう。

でも、現実はそうではありません。なぜかというと慣れない低カロリー食をスタートして一日目、二日目は耐えることができても三日目以降の長期継続ができないからです。食事制限をしている時にYouTubeでおいしそうな焼肉動画なんて目に入った日には、最初持っていた決心なんて吹き飛んでしまいます。

人の心はロボットではないので、摂取カロリーの数値だけを見てダイエットに挑戦しても絶対に長続きしません。「おいしい!」「お腹が膨れた!」という心の充足感も、食事の大事な要素ですからそれまで牛丼食べて満腹になっていたものをバナナに置き換えて、本当に我慢ができるのかな?と思いますね!

ちなみに置き換えダイエットをカロリーの数値の低さだけを求めるなら最強は「ところてん」です。なんせところてんは99%が水で100gあたりたったの1kcalですからね!本気でガツガツ食べればきっとお腹もそれなりに膨れるでしょう(続くわけないですが…笑)。

話を元に戻すと…今回の夜バナナダイエットのような置き換えダイエットで重要なのは「心と体の充足感」これにつきます。鼻息荒くダイエットを頑張って、栄養不足で勢い良く倒れてしまってはまったく意味がありませんからね!それから食事は単に栄養補給ではなく、心が満たされなければ「もっと食べたい!おいしいものが食べたい!!」とムリがたたって途中でドカ食いが始まってしまうものです。

ダイエットは長期戦です。何年もかけてついた脂肪が1週間のダイエットでいきなり消そうとしてもどうしてもムリが生じます。要するに頑張らず、無理無く続けることができるかどうか?それがこの夜バナナダイエット成功の鍵を握っているといえるでしょう。

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最終更新:2017/11/7(火) 16:47
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