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本田圭佑、流麗な4人抜き“ゴラッソ”。価値ある1点…メキシコからハリルに強烈アピール

11/9(木) 18:11配信

フットボールチャンネル

 本田圭佑がメキシコでまばゆいばかりの輝きを放った。日本代表メンバーから漏れたことで出場できた、現地時間8日のコパMX準々決勝のティファナ戦で60mをドリブルで突破し、4人を置き去りにするスーペルゴラッソを決めて見せた。今後に向けて大きな意味を持つ重要な1点になるかもしれない。(文:河治良幸)

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●密集を駆け抜ける。本田圭佑がドリブルで4人抜き

 4人抜きから文句なしの“ゴラッソ”だった。コパMXの準々決勝ティファナ戦、パチューカが2点をリードして迎えた42分に本田圭佑が再びメキシコのファンを驚かせるスーパーゴールを決めた。

 相手の右サイドからのグラウンダーパスが流れ、センターライン手前でボールを拾った本田は中盤でチェックに来たイバン・マルコーラを縦に破る。さらに縦のコースを切りに来た左SBのダミアン・ペレスもインサイドカット気味に突破し、そのままバイタルエリアへ。そこにディフェンスが密集してきたが、DFフアン・バレンズエラとアンカーのダミアン・ムストの動きが重なった狭いところを抜ける。

 最後はスライディングで止めにきたペレスと咄嗟に飛び出してきたGKヒブラン・ラフーをあざ笑うかのように、左足のチップキックでゴール右へ決めた。時間にしてわずか数秒の出来事だが、一連のプレーが一筆書きのように流麗だった。現地の実況も「ゴラッソ!」を連呼する本田のゴールでリードを3点に広げたパチューカは後半にビクトル・グスマンのゴールで突き放し、4-0の勝利でコパMX準決勝進出を決めた。

 リーグ戦の順位ではティファナが10位でパチューカが12位と上回られており、8月26日に行われた試合も2-1で敗れていた。決して与しやすい相手ではなかったが、幸先よくPKで先制すると、相手のPKをGKアルフォンソ・ブランコがビッグセーブで防ぐ。2点目は右からのクロスにビクトル・グスマンが飛び出して合わせる形で生まれた。そして前半の終盤に試合を決定づけたのが本田の“ゴラッソ”だった。

●日本代表復帰へ…ハリルホジッチ監督に猛アピール

 右サイドで起用された本田は、その少し前に見事なパス交換から一度ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールはならなかった。しかし、それ以上の見事な4人抜きからの“ゴラッソ”を挙げたのだ。

 パチューカは10番のホナタン・ウレタビスカヤがウルグアイ代表に招集され欠場となったが、日本代表メンバーから外れた本田に加えてエリック・グティエレス、ホルヘ・エルナンデスといったメキシコ代表クラスの中盤はチームに残り、同じくメキシコ代表選出が期待されるグスマンも今回は招集を見送られるなど、ほぼベストの布陣でティファナとのコパMX準々決勝に臨んでいた。

 リーグ戦は残すところ第17節のアトラス戦のみとなっており、上位8チームが参加してトーナメント方式で争う“リギージャ”に進出する希望も断たれているパチューカにとってコパMXはタイトル獲得もさることながら、来月のクラブW杯に向けて良いコンディションを維持する意味でも勝ち残ることが求められていた。

 ティファナ戦はチームとして重要な勝利になったことはもちろん、本田としても日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督に対し、チームの外からの大きなアピールとなる試合になったことは間違いないだろう。

(文:河治良幸)

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