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天才HIPHOPダンサー・MiYUさんにみるスーパー中学生の育て方

11/10(金) 18:30配信

@DIME

公式戦最多連勝記録を30年ぶりに塗り替えた将棋の藤井聡太四段(14)、世界選手権で史上最年少ベスト8を達成した卓球の張本智和選手(14)など今、中学生が大活躍している。今回は、様々な分野のスーパー中学生を探し出し、本人と親のインタビューから、彼らのすごさの理由、どうしたら優秀な子が育つのかを探ってみたい。好きなことに夢中になる情熱や柔らかな発想は、子育て真っ只中の親にはもちろん、仕事に追われるビジネスパーソンにも実は一番必要なものかも? シンプルで強い子供たちからのメッセージ、染みます。

【写真】天才HIPHOPダンサー・MiYUさんにみるスーパー中学生の育て方

取り入れたいことーー
「目標は高く、広く学ぶ。『大きくつかむ』習慣を」

◎世界が最も近くにある14歳のカリスマダンサー

「ドン」というブレークを合図に、彼女は肩を沈ませる。小さな体がしなやかに躍動し始めた――。

 難波の商業施設『OCAT』のポンテ広場。大阪のストリートダンスの聖地であるここやレンタルスタジオで、MiYUさんはほぼ毎日練習に明け暮れる。

 まだ中学2年生。しかしキレと艶を持つ彼女はヒップホップダンサーとして日本はおろか、世界でも知られつつある存在だ。何せ日本で最大のダンスバトル大会「DANCE@LIVE」で2年連続ファイナル進出。「JUSTE DEBOUT」という世界大会では、大人も交じる中、日本代表予選で2年連続ベスト8入りする、スターなのだ。

「まだまだです。ただ世界中からかっこいいダンスを踊る子と覚えられたい。それが夢……目標です」

 ダンスとの出会いは3歳の時。先に習っていた姉の影響でジャズダンスを始めた。そして、8歳でヒップホップへ転向した。

「KYOKAちゃんというダンサーのステージを見たのがきっかけ。うまいうえにカッコいいダンスをする人で。すぐ弟子入りしました」

 すごいのはその3か月後にはもう大会で優勝したこと。以来、常勝の快進撃が続いているわけだ。

 特に評価が高いのは音が聞こえるようなダンスの表現力だという。「DANCE@LIVE」主催者のカリスマ、カンタロー氏も言う。

「体も小さくハデさもないけど、音のとらえ方がうまい。踊りから音が見えるよう」(カンタロー氏)

 才能を支えているのは、彼女のポリシーにありそうだ。

「『小さくまとまるな。大きくつかめ』というのを意識してます。やたら熱いパパの口癖で(笑)」

NYのダンサーと踊って本物に会うことって大事だなって。

天才HIPHOPダンサー
MiYUさん[中学2年生]
2004年大阪府生まれ。3歳でジャズダンスを始め、8歳からヒップホップに。1つ下のTENKAとともにチームLil’Kを結成。その年から大会に参加し、立て続けに優勝。国内外の大会に参加し、結果を残す。「DANCE@LIVE」 2017 KIDS KANSAI vol.1 優勝、SDS-GRAND CHAMPIONSHIP 2016- KIDS FREE STYLE -1on1- Dance Battle 優勝。

◎ジャズも、ポップも……。すべての技を磨くワケ

 だからヒップホップダンサーながらMiYUさんはジャズもポップもロックも学び、スキルを磨く。「大きくつかむ」ためだ。

「ロックやジャズの動きがヒップホップにも生かせる。表現そのものが豊かになる気がするんです」

 関西、日本、世界へと常にレベルの高い場に身を置くのも「小さくまとまらない」ためだという。

「苦手なバトルに積極的に参加するのも、NYで現地のトップダンサーとセッションしたのも同じ。習うより肌で感じると『私もああやってみよう』と感化される。背伸びすると、自分も伸びるんです」

 そして大きくつかんだダンスと経験が濃縮され、他にない表現力が彼女からあふれるわけだ。

 ところで、「小さくまとまるな」のルーツは何なのか? 口癖の主であるお父さんに聞いてみた。

「僕がもともと多趣味で、サーフィン、釣り、バイク……とすべて本気でとことんやってきたタイプ。すると『コレってあれと同じやな』と原理原則に気づいてさらにおもしろくなるんです。要はその経験を伝えてきただけ。『小さくまとまらず何でも高いレベルで挑戦すると、見える景色が変わるよ』と。夢も同じ。小さくまとまらんと大きい夢を抱かんと……って、夢なんて言っちゃダメやな。目標。必ず到達する、目標ですわ!」

 なるほど。こんな熱にも感化され、MiYUさんは今日も自分を磨く。大きな世界をつかむために。

《すでに世界の舞台で活躍!》

ダンスバトル世界大会への出場も増えている。今年もフランスの大会に日本代表として出場。6月にパリで開催された「JUSTE DEBOUT 2017 WORLD FINAL」の当日予選ではキッズ部門でベスト8となる。「海外のダンサーの表現力は本当に学ぶことが多い。経験を積むたび、血となり、肉となるのがうれしいですね」

■最近読んだ本/英会話の関係
「本は基本、全然読まないんですよね(笑)。でも将来は海外に行きたいから、英語だけはと思って」

■尊敬する人/KYOKAちゃん(HIPHOPダンサー)
「憧れのダンサー。学ぶことがとにかく多いです。私もKYOKAちゃんみたいに、もっとかっこいいダンスを踊る子になりたい!」

■習い事/ダンス
「3歳でジャズダンスを始めて、ヒップホップ、ロックといろんなジャンルのダンスを習いました」

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

@DIME編集部

最終更新:11/10(金) 18:30
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