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日本とブラジルの一戦で起きた「VAR判定」を検証 W杯へ向けて選手に求められる慎重さ

11/11(土) 17:20配信

Football ZONE web

VARによって下された吉田のファウルとPK献上 試合の流れを決めるワンプレーに

 現地時間10日に行われた国際親善試合のブラジル戦は、来夏のロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた強化の道を歩む日本代表が世界との差を痛感する一戦となった。この試合では日本代表の試合で、初めてビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)が導入されたが、実際に使われたプレーを改めて確認しておこう。

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 前半7分、日本が左CKのピンチを脱したところで、この試合最初のVARによる確認が行われた。DF吉田麻也(サウサンプトン)が手を使ってMFフェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)を投げ倒したプレーが確認され、ブラジルへのPKと吉田へのイエローカードと判定が下された。

 VARは大前提として、「ゴール」、「PK」、「レッドカード」、「選手誤認」に関する4つのケースにおいて、明らかな誤審、または重大な見逃しがあった場合の確認として使用される。この場面では、吉田の手を使ったプレーがPKに相当するかという点が対象となった。

 FWネイマール(パリ・サンジェルマン)のPKで出鼻をくじかれた日本は、DFマルセロ(レアル・マドリード)、FWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)にもゴールを許し、3点という大きなビハインドを背負って前半を折り返した。

ネイマール警告の場面での使用は“レアケース”

 そして、後半10分にもVARが使用された。次に対象となったのはブラジル代表のネイマール。試合中に何度もマッチアップを繰り広げたDF酒井宏樹(マルセイユ)ともつれ合った際に、手で相手の頭部を叩いた。

 主審が直接レッドカードの可能性があると判断した上で、それがイエローカードかレッドカードのどちらが適当であるか明確でないレアケースにおいては、VARの使用が認められている。この場面で主審は、ネイマールのプレーが一発退場の可能性があったために映像確認が行われ、結果的にイエローカードが適当と判定された。

 主審が映像を確認している間にスタジアムは騒然としていたが、ネイマールにはイエローカードが提示された。この判定に、スタンドからブーイングが飛ばされていた。

 選手や監督からは不評のVARだが、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は来年のロシアW杯でも導入を明言している。吉田がPKを取られた場面に象徴されるように、軽率に手を使ったプレーなどは大きな代償を支払うことになる。選手たちは今後、VARの下でプレーする意識を強く持つ必要がありそうだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:11/11(土) 17:20
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