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清宮幸太郎が抱える「3つの問題」――「清原超えは可能?」張本勲氏が分析

2017/11/13(月) 6:50配信

デイリー新潮

 遂に早稲田実業の清宮幸太郎(18)は、日本ハムの清宮幸太郎となる。野球ファンの関心は「清宮、開幕1軍はあるか?」「清原和博(50)が持つ高卒ルーキーの記録を抜く可能性はあるのか?」に移っている。

目指す“頂点”は清原と榎本

 桑田・清原のKKコンビではなく、清宮・清原のKK対決というわけだ。プロ野球史上、高卒ルーキーの打者として傑出した新人記録を残したのは清原と、毎日オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)でプロデビューした榎本喜八(1936~2012)の2人だろう。ちなみに榎本は早実出身、清宮の先輩にあたる。

 では2人の驚くべき成績を見て頂こう。清原は86年、榎本は55年の記録。清宮が立ち向かうべき“ライバル”だ。

▽出場試合
清原 126 【高卒3位】
榎本 139 【高卒1位】

▽打率
清原 .304 【高卒1位】
榎本 .298 【高卒2位】

▽安打数
清原 123 【高卒3位】(※旧制中を含む)
榎本 146 【高卒1位】

▽二塁打
清原 18 【ベスト30圏外】
榎本 24 【高卒2位】(※旧制中を含む)

▽三塁打
清原 1 【ベスト30圏外】
榎本 7 【高卒1位】(※正確には高卒1位タイ)

▽本塁打
清原 31 【高卒1位】(※大卒や社会人経験者など含む全新人で1位)
榎本 16 【高卒3位】

▽打点
清原 78 【高卒1位】
榎本 67 【高卒2位】

▽四死球
清原 60 【高卒2位】(※全新人で4位)
榎本 97 【高卒1位】(※全新人で1位)

 改めて唖然とさせられる数字だが、これを超えることが清宮に期待されているわけだ。そのためには当然、来シーズンのできるだけ早い時期からスタメンに定着する必要がある。来季の清宮は開幕1軍で迎えられるか、野球解説者の張本勲氏に訊いた。

「非常に優れた資質を持つスラッガー」

 ちなみに張本氏も59年、高卒ルーキーとして1年目からスタメン入りを果たした。125試合に出場し、打率.275、115安打、13本塁打、5三塁打、57打点を記録。清原、榎本、そして張本氏の3人は全員、新人王を獲得している。

「改めて清宮くんが、非常に優れた資質を持つスラッガーであることは間違いありません。何十年に1度、というレベルですよ。また日ハムに入るのもよかったと思います。栗山英樹監督が新人育成で立派な実績を残していることは、野球ファンなら誰でも知っているでしょう。また育成に失敗した新人でも簡単には放出しない温情もあります。おまけにパリーグはDH制です。FA権を取得した中田翔(28)の残留説が報じられていますが、実際にそうなればファーストを引き続き守り、清宮くんをDHにすることもできます。清宮くんには理想的な環境だと言っていいでしょう」

 焦点は、やはり来年のキャンプとオープン戦ということになりそうだ。張本氏は「キャンプは1軍でスタートさせるべき」と主張する。

「2軍のほうが、練習量は多いイメージがあるかもしれません。しかし実際のところは、1軍は練習の質も高いですし、量も多いんです。チームのトップクラスが集まっているわけですから当然ですよ。先輩の圧倒的な実力を目の当たりにしながら、清宮くんは揉まれるべきだと思います。そして最初は大変ですよ。1軍の投手が投げる球というのは、レベルが桁違いですからね」

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最終更新:2017/11/13(月) 11:29
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