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世界一に輝いたレッドブル・エアレース・パイロット、室屋義秀が実践するプレッシャーとの向き合い方

11/15(水) 11:10配信

ライフハッカー[日本版]

2017年10月16日(日本時間)、その瞬間がついに訪れました。

レッドブル・エアレース・パイロットの室屋義秀(むろや・よしひで)さんが、『レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017』最終戦のインディアナポリス大会で優勝。念願の年間総合チャンピオンに輝きました。

【記事の全画像】年間総合優勝が決まった最終戦インディアナポリス大会の室屋さんの勇姿をご覧ください

ライフハッカーでは2年前から、レッドブル・エアレースはもとより、究極の世界で戦う室屋さんに、メンタル・マネジメントやリーダーシップなど、ビジネスパーソンにも通じるテーマで取材を続けてきました。

そして今回、優勝直後に独占インタビューの機会をいただけたので、これまでの連載記事の通り、ビジネス目線でのテーマを設定。「プレッシャーとの向き合い方」について、今シーズンの8戦の戦いを振り返りながらお話を聞きました。

室屋義秀(MUROYA YOSHIHIDE) /レッドブル・エアレース・パイロット
1973年生まれ、福島市在住。アニメ『ガンダム』に憧れ20歳で渡米し飛行機のライセンスを取得。24歳のときに本格的なエアロバティックス(曲技飛行)を学ぶために再び渡米し訓練を積む。その後、曲技飛行世界選手権では日本代表に選ばれ、日本のエアショーでも活躍。2009年、36歳で『レッドブル・エアレース』に初参戦。2015年は年間総合6位。2016年の千葉大会では念願の初優勝を果たし年間総合6位。そして、2017年では、8戦中4回の優勝を飾り、年間総合優勝を成し遂げた。現在、福島県とともに、子どもスカイスポーツ教室を行なうなど、スカイスポーツの振興や地元福島の復興支援活動にも積極的に参画している。

すべてを出し切る、悔しさも出し切る、あとは前に進むだけ

ー 昨年は、年間総合で表彰台(3位以内)を目標に掲げていましたが、結果は年間総合6位。2017年の戦いをどのような目標、気持ちで迎えましたか?

室屋さん:昨年の千葉大会での初優勝以降、チームとしての能力が揃ってきたので、これを熟成させ、最後の砦であるパイロットの私が、どのように安定させていくか、この点をオフシーズンに取り組んできました。目標はもちろん、年間総合優勝です。

ー しかし、初戦のアブダビ大会では、オーバーG(飛行時の重力加速度が10G/10Gの状態で0.6秒を超えると)で失格となりノーポイント。出鼻をくじかれましたが、結果に対する心の持ち方はどのように対処しましたか?

室屋さん:総合優勝を目指しても、8戦全勝できるわけではありません。1年間のレースで2戦ぐらいは、急な天候の変化や予想できない機体のトラブルでノーポイントに終わることもあります。

そのことはチーム全員で理解しているので、「いきなり1つ使っちゃったね」という話をしました。もちろん、負けたことについては、チームの誰もが悔しいわけで、冷静ではいられません。勝つことにコミットしていますからね。

ただ、悔しい気持ちを出し切ったら、結果を踏まえた情報を整理して、目標である年間総合優勝を目指して前に進むしかありません。

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