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日本とは違う「フランスでの子育て」のリアル

11/15(水) 5:00配信

東洋経済オンライン

子どもを産んで育てることのハードルが高く感じられる日本と、そう感じにくいフランスにはどんな違いがあるのだろうか。前回「43歳で出産した日本人女性のフランス生活」に続いて、今年6月にフランスで双子を出産したCHICO SHIGETAさんに話を聞く。

【写真】出産から1カ月後は「夜のベビーシッター」に泊まりがけで来てもらった

オーガニック化粧品「SHIGETA」の運営会社の経営者でもあるCHICOさんは、出産後すぐに仕事に復帰。双子の子育てとの両立はさぞや大変かと思いきや、目の前にいるCHICOさんには、疲労の色はいっさいない。いったいどんな「秘策」があるのだろうか。

■出産3日後には病室で仕事に復帰

 ――自身で会社を経営されているので、産休を取るのは難しかったのでは。

 「そうですね。理想では産休を取って、ゆっくり普段はできないような習い事、たとえばウクレレなんか習えたらいいなぁ、なんて夢はあったんですが、結局かないませんでした(苦笑)。

 私が出産で動けなくなっても、社員や製造工場は稼働し続けるので、どうしても打ち合わせやチェックは必要だったんです。ですから、なんだかんだと出産ギリギリまで仕事をして、出産してからも3日後には、病室に商品チェックのサンプルがバイク便で届いたり、病室で赤ちゃんを抱きながらスカイプで打ち合わせ会議に参加したり、という具合でしたね。

 一緒に働いている夫の仕事はフレキシブルなので、病院にも毎日来てサポートしてくれたりしていました。また、退院直後の大変な時期は、出産前に万全の準備をしていたことで、なんとか乗り切ることができたと思っています」

 ――具体的に、どのような準備をされていたんですか? 

 「フランスには、私と同じように不妊治療を経て双子を授かるカップルも少なくないので、双子以上の多産の両親を助けてくれる組織があるんです。まずは、そこに私たち夫婦も参加して、体験者の話を聞いたり、情報を集めることにしました」

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