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爆発後に何度もよみがえる「ゾンビ星」が観測される

2017/11/19(日) 12:30配信

WIRED.jp

一度は超新星爆発によって“死んだ”はずの星が再び輝き始め、なぜか二度目の最後を迎えていった──。まるでゾンビのようによみがえる星を、米国の天文学者らが発見した。いったいどのような星なのか、その謎に迫る。

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これまで超新星爆発とは、巨大な質量をもつ星の終焉だと考えられてきた──。特異な振る舞いをする超新星「iPTF14hls」が見つかるまでは。

このほど『Nature』誌で発表された異例の超新星「iPTF14hls」は、爆発したあとも輝くことをやめず、何度も妖しく明滅を繰り返しながら、通常の10倍という長い時間をかけて暗くなっていった。しかも驚くことにiPTF14hlsは、過去に一度“死んで”いた──それがまるで「ゾンビ」のように復活し、生ける屍のごとく二度目の死を迎えていたのだ。

発見当初は何の変哲もない星だと思われたが…

2014年9月、天文学者らはひとつの超新星を、米カリフォルニア州サンディエゴ近くにあるパロマー天文台の全自動掃天観測システムで検出した。5億光年先のおおぐま座に位置するしていた超新星が、iPTF14hlsだった。爆発からの光度の変化と吸収線スペクトル分析からiPTF14hlsは、水素の吸収線が見られる「タイプII-P型」超新星と分類された。

iPTF14hlsは最初、このタイプとしては何の変哲もない、極めて正常なふるまいをしていると思われていた。タイプII-P型の超新星爆発は、総じて光度が一定となる約100日間の平坦期を迎えたあと、徐々に暗くなるパターンをたどる。iPTF14hlsも同じだと考えられており、天文学者たちは特に関心を抱かなかったという。

ところが135日~140日が経っても、iPTF14hlsは変わらず輝き続けた。そればかりか、普通ならはとっくに闇に呑まれているはずの超新星は、徐々に輝きを増していたという。

それから600日目まで、iPTF14hlsは5度も明滅を繰り返した。さらに過去のデータをから、驚くことに1954年にも一度爆発していたことが判明したのだ。つまり、60年前に一度“死んだ”はずの星がゾンビのように復活し、再び2014年に爆発していたことになる。

「この超新星は、超新星爆発がどのように振る舞うのかという知見を、ことごとく粉砕してくれました」と説明するのは、研究を率いたカリフォルニア大学サンタバーバラ校の天文学者イアー・アーカヴィ博士である。「星の爆発について10年ほど研究していたなかで突き当たった最大の謎です」

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最終更新:2017/11/19(日) 12:30
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