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やむをえず他人の子を叱るときの「3つの条件」

11/22(水) 13:00配信

現代ビジネス

そんなに怒鳴らなくたって

 11月9日、「女児、大声で叱られPTSDに 祭り主催の市に賠償命令」という報道があった(朝日新聞)。記事によると、とあるお祭り会場で、5歳の女児が並んだお菓子を手にとったところ、店番をしていた80歳の男性に怒鳴りつけられた。女児は泣きだし、その父親と80歳男性が口論になった。

 その後、女児は人を怖がるようになり、4ヶ月後、PTSDと診断された。父親はお祭りの主催者である埼玉県深谷市を訴え、損害賠償20万円を勝ち取ったというものだ。

 ある日、突然、他人から大声で怒鳴りつけられる――そう聞いてすぐにあなたの頭に浮かんだのは、かの豊田真由子元衆議院議員の騒動ではないだろうか。

 10月の総選挙で落選したが、議員バッジをつけたエリート人材による、身もふたもない暴言暴力に、あいた口がふさがらなかった人は少なくないだろう。

 そもそもこの問題が表沙汰になった原因は、「秘書のミスがひどすぎたせい」ではなく、「豊田氏の怒り方がひどすぎた」ことだ。しかし、豊田氏本人がそこに気がついているかは定かではない。

 怒ることは誰にもある。だが、問題は「どう怒るか」であり、「どのように怒りを表出するか」だ。さもなくばその怒りがとんでもない方向に飛び火して、思いもよらぬ深刻な事態を招いてしまうことがある。

 裁判では、80歳男性が高齢のため耳が悪かったことや、女児のそばにいながらその行動に注意していなかった親の落ち度などについても言及されたが、この結果を聞いた人々の意見はさまざまだろう。

 「そんなに怒鳴らなくたって」

 「5歳の子どもがPTSD? 

 「何も訴訟までしなくても」

 「これ、責任は市にあるわけ? 

 現場に居合わせていなかった私がジャッジすることは困難だが、ここで私が提起したい問題はこれだ。「人を怒鳴りつけるという行為がもたらすもの」「PTSDとは何か」そして「人を注意する時に気をつけたいこと」、この3点である。

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最終更新:11/22(水) 14:50
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