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そろそろ賞味期限切れ? ブームの「東大生番組」視聴率1桁台も

11/22(水) 6:50配信

デイリー新潮

 わかった、わかった、もうよくわかったよ、物識りなのは――という声もあるだろう。なのに、ここ数年、東大や東大生を企画にした番組は多い、いや多すぎる。

 その東大番組に、異変あり? 

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“東大生親子の合格術”など東大生を多用した「好きか嫌いか言う時間」(TBS系)はこの9月をもって終了し、今年4月からレギュラー放送されている「東大王」もまた潮時を迎えている。日曜夜7時のゴールデン帯にあって、視聴率は依然7~8%をウロウロ。さらに好調だった「さんまの東大方程式」も1桁に……。

 キー局のプロデューサーが振り返る。

「いまの流れを作ったのは、日テレが『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』を年1回の特番で始めてからですかね。第1回(※タイトルは『日本№1の頭脳王 大決定戦!!』)は2011年で、一般視聴者参加型のクイズ番組としてスタートしたものの、フタを開けたら、優勝するのは東大生ばかり(昨年は初めて京大生が優勝)。結局、これが東大の実力を見せつけられた格好になったのかも」

 その第3回、第4回の優勝者である東大医学部の水上颯をはじめとする現役東大生をレギュラー回答者に据え、毎週放送するようになったのが、その名の通り「東大王」(TBS系)である。司会は高卒のヒロミ(52)と関西大卒の南海キャンディーズの山里亮太(40)。

「現役東大生を“知の壁“と称して、高学歴芸能人やクイズマニアたちの挑戦を受けるというもので、なんだか『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』(テレ朝)など他局のコンセプトとよく似ているのですが、いいとこ取りした挙げ句、数字が取れない。まあ裏番組は無敵の『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日テレ系)だから、無理もないとはいえ、天下の東大生もこれには敵わなかった、ってことですかね」

バラエティでも東大生

 一方、東大生の賢さを見せるのと対称的な番組が、昨年3月に第1弾を放送された「さんまの東大方程式」(フジ系)。クイズ番組ではなく、「これで東大なのか?」という東大生を司会の明石家さんま(62)がいじり倒すのだ。

 お笑いジャーナリストで東京大学大学院情報学環教育部に通う、たかまつなな氏は、東大番組が多いわけをこう見る。

「特にバラエティ番組ではイジりやすいんだと思います。頭脳明晰であっても、恋愛ができないとか、コミュニケーションが取れないとか、偏った人が多い。これが普通の人で、恋愛ができないとか、コミュニケーションが取れないと言ったところで、番組にはなりませんから。それも東大というブランド力があってこそ。同様に偏差値の高い筑波大や青学では中途半端なんです。そこに一般視聴者の見下したいという本能が加わります。『あんなに頭がいいのに、こんなもんか』『こんなヤツでも東大か』という気持ちですね」

 ただし、『さんまの東大方程式』には、あまりに個性的なキャラを追い求めすぎるため、ヤラセ疑惑も囁かれている。今年9月に放送された第4弾の視聴率は8.7%と初めて二桁を割った。そろそろ飽きられてきたか? 

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最終更新:11/22(水) 12:32
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