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【派遣女子・更新なし】高スペックなパソコンやソフトは会社任せ。でも、いつかは在宅勤務デザイナーになりたい!

11/25(土) 13:00配信

Suits-woman.jp

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。


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今回は、都内で派遣社員として働いている丸山真琴さん(仮名・25歳)にお話を伺いました。襟のついた白シャツを上から二番目まで開け、ベージュのカーディガンを羽織り、明るめの色味の茶色いパンツを合わせていました。黒くて長い髪を後ろにひとつにまとめ、べっこうフレームの眼鏡をかけた姿からは、誠実そうな印象を受けます。現在の派遣先が、服装の規定が「オフィスカジュアル」のため、ジーンズやスニーカーというようなアイテムを着ることができないそう。

「普段はもっとラフな格好なんですけどね。今は、仕事用に買ったファストファッションの店のシャツを着まわしています」

現在は派遣社員として、不動産業を扱う企業で販促物やweb用画像の加工を行なっています。彼女は自分のことを、OLではなくデザイナーだと言います。

「本当は、フリーランスでデザイナーをやりたかったんです。だけど新規のクライアントを開拓できなくて、派遣で働いています」

フリーランスになるのを躊躇したのには、理由がありました。

「持っているパソコンに、デザインのソフトがほとんど入っていないんです。前の会社を辞めた時に、フリーになるなら揃えようって思ったのですが、すごく高くて諦めました」

現在は、実家がある立川市内で派遣として働いています。大学も、実家から自転車で通いました。派遣は交通費が出ないので、現在も自転車通勤を続けています。

「立川って駅前はデパートに映画館になんでも揃っているのですが、実家はそこからバスで30分くらいかかる場所なんですよ。都心への通勤って考えると、電車も混むし意外と不便ですよ」

彼女は東京都立川市出身。会社員の父と、パートで総菜屋で働いている母、5歳上の兄の4人家族で育ちました。生まれ育った実家は、狭い団地。5歳上の兄は高校卒業を機に出ていきましたが、真琴さんはまだ実家を出られる見通しが立てられないでいます。

「実は、親に無理を言って、美術系の大学を受験させてもらったんです。その時に借りた奨学金の返済があるので、いやでも派遣で働いている感じです」

中高の時は、“絵を描いていれば幸せだった”という真琴さん。高校は公立の普通科に進学しましたが、部活動で美術部に所属します。

「高校時代は特に目立つような生徒ではなかったのですが、ポスターやチラシなど絵を描く必要があると、周りから頼まれるようになったんですよ。それがきっかけで、普通の大学よりも興味を持ち始めました」

親に美大進学を相談したところ、良い顔をされなかったために積極的には、「進学したい」とは言いづらかったのです。

「当時は、美大に行こうとか本格的には考えていなくて。でも、文化祭の時に描いた絵がちょっとした賞に入賞したんです。もしかしたら、絵で食べていけるかもってその時、思いました」

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最終更新:11/25(土) 13:00
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