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もつ鍋屋がシメの雑炊で意外にも儲かる理由

11/25(土) 8:00配信

東洋経済オンライン

世の中には、数多くの仕事(ビジネス)が存在します。なぜそれが成り立っているのかといえば……答えは単純明快、「利益を出し続けている」からでしょう。
逆に言えば、どんなに時間や手間をかけてもまったく利益を出せなければ、それはビジネスとしては「失敗」だということになります。
最近、現場のビジネスパーソンと話していると、この「利益を生み出すという思考」、言い換えれば「儲けるセンス」が鈍くなっていることをひしひしと感じます。

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利益構造を理解するという視点は、何も経営者や幹部だけが持っていればいいというわけではありません。むしろ現場で働く人たちにこそ求められる能力でもあります。
「利益を生み出す」とはどういうことなのか。拙著『先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか?』でも紹介している、とあるベンチャー企業の新入社員マサキと、先輩社員ケイコの対話から読み解いていきます。

■100円ショップの儲け方のロジックとは? 

 ケイコ:あなた、100円ショップはよく利用する? 

 マサキ:いわゆる「ヒャッキン」ですね。おカネがないから常連ですよ。会社で必要なものも、よく買います。文房具も充実しているんですよ。

 ケイコ:一口に100円ショップといっても、いろいろな会社があるわ。有名なところだと、ダイソー、キャンドゥ、セリア……。女性にターゲットを絞ったところや、デザインを重視したところなど、バリエーションもたくさん出てきた。300円均一ってお店もあるわね。

 マサキ:100円ショップも進化しているんですね。でも、それと儲け方とどんな関係があるんですか? 

 ケイコ:鈍いわね。普通は原価に合わせて利益を乗せるから商品ごとに価格が変動するけど、均一ショップの場合は、全部同じ価格で販売するという意思決定から始まっているの。だとしたら……どうなる? 

 マサキ:どうなる……? ? ?  あッ、わかりました!  利益率が商品によって違うってことですね。

 ケイコ:そうよ。販売価格が同じということは、商品による原価のバラツキがハッキリするの。あなたが言うように、商品によって利益率がまったく違っているのよ。

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