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「出世に興味ない」若者部下をヤル気にさせる手はあるか

11/30(木) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 ドクターシーラボなどで社長を経験し、現在はコンサルタントとして多くの企業の上場・成長に貢献し「成長請負人」と呼ばれる池本克之氏が、このたび著書『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』を出版した。今の若者の言動がまったく理解できないと悩むマネジャー諸氏に、池本氏が「いまどき部下」の動かし方を伝授する。

● 草食系のいまどき部下に あなたならどう対応する?

 現在私は、組織学習経営コンサルタントとして、大企業からベンチャー企業まで多くの企業にアドバイスをしています。なお、組織学習経営とは私が開発した、自律した個人が学びながら成長し続ける組織を形成するためのメソッドです。それに基づいて、「社員が育たない」「部下が自発的に動いてくれない」といった問題を解決する手助けをしています。

 これは私がコンサルティングをしている、とある運送会社での話です。

 みなさんだったらどう対応するか考えてみてください。

 運送業は力仕事ということもあり、その会社は高卒の社員を多く採用していました。高卒の社員を直接指導するのは、30代の中堅社員です。

 以前は、高卒の社員にはやんちゃな人が多く、彼らに仕事を叩き込むという感じで、毎日上司の罵声が飛び交う職場だったそうです。

 けれども、「最近の若者は草食系だ」といわれるように、入ってくる高卒の社員はだんだんおとなしくなっていきました。

 その結果、いろいろと困ったことが起こるようになりました。

● 報告するよう指示しておいても いっこうに報告に来ない

 たとえば、こんなことがあったそうです。倉庫での仕事をさせるにあたり、上司は新入社員たちに「この仕事を、こうやるように」と指示を出し、「終わったら、次の仕事を教えるから報告に来るように」と伝えました。

 ところが、その後、誰も報告しに来ません。1時間ほど経って、簡単な作業だからさすがに終わっているはずだが……と見に行くと、やはりとっくに作業は終わっていたようで、みんなスマホをいじっています。

 上司が、「終わっているなら、どうして報告に来ないんだ?」と聞くと、「はい……」と蚊の鳴くような返事が返ってきます。上司は怒鳴りつけたいのをグッとこらえて、次の作業を指示しました。

 そして、「終わったら、次はちゃんと報告に来るんだよ」と念押ししたところ、新入社員たちは素直にうなずいたそうです。

 しかし、そのあともやはり、誰も報告しに来ません。「まさか……」と倉庫に見に行くと、作業は終わっていて、またさっきと同じように新入社員たちはスマホをいじっています。

 「一体なぜこいつらは報告しに来ないのか」――さすがに上司は堪忍袋の緒が切れてしまい、「どうして報告に来ないんだ!」と新入社員たちを叱責しました。すると、なんと「一応、報告しに行ったんですけれど、忙しそうだったから、話しかけづらくて……」とビクビクしながら答えたのです。

 さて、あなたがこの上司だったら、このあと、どうするでしょうか?

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