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「武田修宏」インサイダー疑惑で事情聴取 株取得はオウンゴール

12/1(金) 5:59配信

デイリー新潮

 著名人が「経済事件」に巻き込まれるのはままあること。サッカー元日本代表の武田修宏氏(50)の場合、インサイダー取引を巡って、当局に事情聴取をされていた。

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 武田氏と言えば、元ヴェルディ川崎の中心選手。日本代表にも名を連ね、引退後は解説者のかたわら、タレントとしても活躍している。未だ独身貴族で、遊び人のイメージが強い武田氏。しかし最近、足取りがどことなく重いという。

「実は彼、いまSESC(セック)(証券取引等監視委員会)に事情聴取されているんです」

 とは、さる兜町関係者だ。

 事の発端は、今年の春。

「CAを交えた合コンの席に同席していた男友達から“この会社はこれからいいことがあるみたい”と耳打ちされて、“株、やってみよっかな”と大はしゃぎ。すぐに証券会社に行き、口座を開設。会社の株を買って値上がり後、売却したとか」

 この会社とは「シーズ・ホールディングス」。化粧品大手「ドクターシーラボ」の親会社と言えば通りは良いか。東証一部上場企業である。

「しかし、この“友人”はシーズ内部から未公開情報を得たそうで、インサイダー取引の疑いが。で、SESCの手が伸びたのです」(同)

“反省しています”

 気になるのは武田氏の“今後”だ。企業法務に詳しい、弁護士の渥美陽子氏は言う。

「もしこの“友人”がシーズ社の取引先などであれば、武田さんは『第一次情報受領者』となり、金商法に抵触する可能性があります。手口が悪質だったり、額が多ければ、刑事事件となりますが、そうでもない場合は、『課徴金』を支払う処分となる。また、“友人”が業務とは別にシーズの情報を仕入れていた場合、武田さんは『第二次情報受領者』となり、法には触れません」

 つまり情報の流れ方がポイント。先の関係者によれば、現状、武田氏は二次受領者と見られているという。

 ご本人に代わって所属事務所のホリプロが言うには、

「武田が事情聴取を複数回、受けているのは事実です。ただ、本人は具体的な情報を聞いたのではなく、あくまで友人を信頼して買った、と。インサイダーという認識はありませんでした。不勉強から始まったことにせよ、非常に反省しています」

 と何だかすっかり懲りた様子のご回答である。

『投資なんか、おやめなさい』著者で、経済ジャーナリストの荻原博子さんが言う。

「芸能人やスポーツ選手は、資産はものすごく持っているけれども、増やし方がわからない人たち。他人に頼ることになるので、どうしても騙されたり、法に抵触する可能性が出る。カモネギみたいなものだから、十分気を付けないとダメ」

 儲かったと喜ぶのも束の間、自らに司直の矛先が。名ストライカーにしてはみっともない、「オウンゴール」の後始末である。

「週刊新潮」2017年11月30日号 掲載

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最終更新:12/1(金) 10:50
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