ここから本文です

「貨幣の顔」の行く末は 人民元と毛沢東とスマホ決済の拡大

2017/12/5(火) 7:00配信 有料

週刊東洋経済

<2017年12月9日号> 中国の人民元も昨年SDR(特別引出権、国際通貨基金の国際準備資産)の仲間入りをし、いよいよ国際化に向けて船出した。その1元以上の紙幣はいずれも、毛沢東の肖像が入っている。あらためて気づいて、おや、と思った。筆者がはじめて中国に行き人民元を手にした三十数年前は、確かちがっていたはずだからである。

■FECとRMBの時代

当時の人民元は、二種あった。われわれ外国人旅行者は、外貨兌換券(FEC、Foreign Exchange Certificate)をもたされる。当時外国為替銀行だった中国銀行の発行である。デザインはたとえば、万里の長城だった。それに対し、国内の中国人は中国人民銀行発行の人民幣(RMB、Renminbi)を使う。こちらのほうは、農民や労働者の顔が描かれていた。 本文:1,370文字

続きをお読みいただくには、記事の購入が必要です。

すでに購入済みの方はログインしてください。

  • 税込54
    使えます

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。 購入後に記事が表示されない場合はページを再度読み込んでください。 購入した記事は購読一覧で確認できます。

岡本 隆司 :京都府立大学文学部 教授

最終更新:1/29(月) 15:52
週刊東洋経済