ここから本文です

生命保険会社はブラックか?保険営業から見た実態とは --- 尾藤 克之

12/6(水) 16:33配信

アゴラ

保険営業についてどのような印象をもっているだろうか。会社のお昼休みに来て、あめ玉を置いていく。たまに、「アンケートお願いします」といって机のうえに用紙が置いてある。しかし、よく見ると、家族構成やとにかく個人情報に関する項目が多いが管理は大丈夫なのか。月末になると、頼みもしないのに営業マンの瓦版(手作り冊子)が配られる。

相手がやり手で、こちらに知識が無いとかなり手強くなる。本体が軽自動車、オプション数百万円をつけているような人をたまに見かける。いやいや、だったら最初からベンツを買ったほうがいいではないか。ところが、会社の大株主が保険会社ということも多いから、冷たくあしらうこともできない。なかなか難しいものである。

今回は、『成績のいい人はモテる人』(http://amzn.to/2i70K9D)を紹介したい。著者は、ファイナンシャルプランナーの下澤純子(以下、下澤氏)。シングルマザー、資格なし、経験なしの工場パートから、実体験をもとにステップアップした実践書になる。

いいお客様ばかりではない

――保険営業にはある特徴がある。なにしろ業界イメージが昔のままの人が多い。

「保険は、家族のため、自分のために加入するものです。そのために知識を提供したり、人生設計をしてあげるのが保険営業の仕事なのです。営業はその部分に対しての正当な報酬を得ていますから、頭を下げる立場ではないのです。私は、お客様の方からお礼を言われるようになり、初めて保険営業が楽になったのを覚えています。」(下澤氏)

「保険営業は、お客様より上の立場で、教える立場になる必要があるのです。だからといって態度に威圧感があると、完全な売込みになってしまうので注意が必要です。」(同)

――なかには、「入ってやってる、入ってやる」という態度の人がいる。営業は断る勇気を持たなくてはいけない。理不尽な要求をしてくる相手にも注意が必要だ。

「目先の数字がほしいのは、よく分かります。でも、その契約をいただくことで苦しくなることを私は経験しています。『その案件はやめておきなさい』と、 言ってくれる上司だと、心強いんですね。私に多かったのは、ネットワークビジネスとの交換条件での契約、宗教の勧誘との駆け引き、物品販売、そしてデートの誘いです。」(下澤氏)

「相手にイニシアティブがあり支配する側にまわられると面倒です。本来、こちらが上の立場(教える立場)にいれば、こうしたことは起こらないはずなんです。こちらが教える立場になることで、質のいいお客様も増えてくるはずです。」(同)

――逆に、○○してもらえない、という理由で離れていく客もいるが損切りするつもりで開き直ったほうがいい。「これ以上支配されない」ことの安堵感のほうが大きい。

1/2ページ

最終更新:12/6(水) 16:33
アゴラ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

アゴラ-言論プラットフォーム

アゴラ研究所

毎日更新

無料

経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム