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【月刊『WiLL』(1月号)より】日経平均は四万円になる

2017/12/7(木) 9:01配信

WiLL

16連騰が意味するもの

 ブラックスワン(あり得ないと思われていたことが実際に起きること)はネガティブな事象のみならず、ポジティブな事象でも起こりうる。10月に日経平均株価が過去最高の16連騰したことで、それを改めて感じました。
 デフレと言われている現在、株価が高度成長期にも達成できなかった新記録を作るなど、誰が想像できたでしょうか。
 株式は近未来の経済を予測する際に非常に有効な要素です。今回の16連騰は来年の経済を示唆する上で、見逃せない要素と言えます。
 その上で予測すると、2018年はとてつもなくいい年になる可能性があります。日銀の短観や米国製造業ISM指数に表れている、世界同時景気拡大が続いているからです。加えて、日本の競争力が非常に高まっていることを思い知らせる年になると思います。
 あまり知られていないことですが、日本はハイテク分野での希少性が非常に高いです。つまり日本が世界で一番、他のどこにも作れないものを供給している要素が強いのです。
 スマホ、半導体、TV、PC、液晶といったハイテクの最終製品では、いまや日本のメーカーは敗退し、活気がありません。したがって「日本はハイテク分野では完全に負けた」と思われています。
 しかし、実は中国や韓国、台湾などで作られているデジタル製品の、もっとも重要な基盤技術・周辺技術(製造装置、部品、材料、センサー、アクチュエイター)は日本だけが提供していることが多いのです。
 世界経済が繁栄すれば、消費熱は高まり、電子製品の需要も高まります。すると日本でしか作れない基盤技術・周辺技術製品のニーズが高まり、それが日本企業を押し上げる。これが今起こっていることです。2018年にはそれが顕在化し、世界景気がいい上に、日本企業の競争力が高まって、企業収益はさらによくなります。
 加えて、株価の上昇により人々の資産所得が増えていく。景気がいい上に、財産価値が増えることによって、人々は強気になり、消費に回すお金が増えていく。こういった好循環が起こることがほぼ見えつつあります。
 ただ、これは私のようなマクロやミクロの両面からマーケットを俯瞰分析している人間が感じ始めていることであって、一般の方やメディア、アカデミズムの方はまだ気がついていないことです。しかし、いい方向への大きな転換点だと思います。


《続きは本誌にて》

武者陵司(武者リサーチ代表)

最終更新:2017/12/13(水) 22:28
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