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大谷翔平と働きやすい球団。お勧めはパドレスやマリナーズ。

12/8(金) 7:01配信

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 「東海岸に本拠を置かず、マーケットが大きくない球団」という条件をつけて、大谷翔平が大リーグでの行き先を7球団に絞った。

 ア・リーグでは、マリナーズ、エンジェルス、レンジャーズの3球団。ナ・リーグでは、ジャイアンツ、ドジャース、パドレス、カブスの4球団だ。

 大谷は、12月22日(米国東海岸時間)までに、このうちのどれかを選ぶ。金銭は二の次だ。現行のルールでは、大谷(北米大陸以外の出身で、25歳以下のFA選手)の受け取れる契約金の上限は353万5000ドルだが、ここはこだわりのポイントではないだろう。実際、インターナショナル・プールマネーの枠を見ると、上限の353万5000ドルを払えるのはレンジャーズだけで、あとはマリナーズの157万ドルが目立つ程度だ。残りの球団は、30万ドル程度しか契約金を用意していない。いずれにせよ、大谷側からすれば、金額の多寡はさほどの問題ではないはずだ。

二刀流、気温、人工芝などの要素を考えると……。

 ポイントはやはり「二刀流の遂行が可能か否か」だ。さらにいうなら、近視眼的な判断を下さず、ゆっくり時間を取って「二刀流完成」を見守ってくれる球団があるかどうかだ。いかに大器とはいえ、大谷はまだ発展途上の選手である。投打ともにスランプに陥ったり、壁にぶつかったりする事態は、どうしても考慮しなければならない。そんなときでも彼を替えず、使いつづけながら育てることができるか。目先の勝敗にこだわる球団では、せっかちな処方箋を出す可能性がある。

 もうひとつの懸念は、故障の再発だ。ハムストリングスを痛めた過去があるだけに、寒い土地や人工芝の球場はできるだけ避けたいところだろう。

 となると、最終候補に残った7球団のなかからも、いくつかの名前がおのずから浮上してくる。私が反射的に思い浮かべたのは、マリナーズとパドレスだ。

日本人コネクションがあり、規模も適切。

 どちらも市場規模のわりと小さなチームだ。どちらもジャパン・コネクションがある。

 マリナーズには、イチロー、佐々木主浩、城島健司など多くの日本人選手が在籍した。シアトルの街もコンパクトで暮らしやすい。

 パドレスには大塚晶文や井口資仁がいた。現在は野茂英雄と斎藤隆が球団のフロントで仕事をしている。大谷の元トレーナーだった中垣征一郎は球団のスポーツ科学部長だし、監督のアンディ・グリーンは2007年に日本ハムで短期間プレーした経験がある。サンディエゴの気候は温暖だ。アリゾナ州ピオリアで行われる春季トレーニングには日本ハムも参加したことがある。

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最終更新:12/8(金) 10:46
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