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もう「ハリル型」の監督はゴメンだ。前半27分で一変した中国戦に思う

2017/12/13(水) 17:30配信

webスポルティーバ

 中国に2-1で勝利を収め、E-1選手権4大会ぶりの優勝に向け大きく前進した日本。試合は勝つに越したことはないが、今回はJリーグ選抜で臨んでいる大会で、スタメンも試合ごとに大幅に入れ替えている。いわば即席チームでの戦いだ。まず目を凝らすべきは、選手個々の質だろう。

◆ハリルは北朝鮮の監督に向いている!?

 しかし、ピッチにそうした視線を投げかけようにも、他の要素がそれを阻むように、大きな問題として映り込んでくる。

 中国戦のスタメンに、A代表のスタメンは誰ひとり存在しない。しかしメンバーは変わっても、目指すスタイルに変化はない。代表チームになんとか生き残りたい選手たちが、監督の指示に忠実に従えば、従来のA代表が毎度露呈する悪しき傾向が、いっそう強調される形で目に飛び込むことになる。

「縦に速いサッカー」と言えば聞こえはいい。「ディフェンスラインの背後に早いタイミングでボールを送り込むサッカー」でも、ギリギリ許せる。だが実際に繰り広げられたサッカーは、許容範囲の外にあった。ボールを前に簡単に蹴っ飛ばしすぎる雑なサッカーだ。

 ハリルホジッチは日本ではなく北朝鮮の監督に就いたほうが、好みのサッカーを実現しやすいはず。北朝鮮戦後にそう記したが、今回も同様に、中国の監督に就いたほうが……と言いたくなる。

 中国人選手は縦に速く、しかも大型だ。デュエルにも長けている。そうした相手に同じ戦法でガチンコ対決を挑めば、日本らしさは失われる。そもそも理にかなっていない。ファンの共感も呼ばない。わざわざ苦戦するサッカーをハリルホジッチは選択している印象だ。

 しかし、立ち上がりは別だった。試合開始から前半27分まで、日本はずいぶんソフトなサッカーを展開した。ボール支配率もおそらく70%は超えていただろう。内容で中国を大きく上回った。一方、ハリルホジッチ色はせいぜい50%止まり。残る50%はザッケローニ的であり、アギーレ的だった。過去のいいところがいい感じでブレンドされた、悪くないサッカーを展開した。それがハリルホジッチ色100%に一変したのは、大島僚太の負傷退場と深い関係がある。

 奪ったボールが大島のもとに入ると、慌てた感じ、暴れた感じは、吸い取り紙に吸収されるかのようにスッと消えた。論理的に進んでいきそうで、次なる展開に期待が高まった。

 現在の日本の選手のなかで1、2を争う技巧派だ。小野伸二、中村俊輔、遠藤保仁はまだ現役を続けているので、「代表入りの可能性を残す選手のなかでは」となるが、大島が彼らの流れを汲む選手であることは間違いない。今季のJリーグで、高度なトラップ技術とパスワークを武器に、川崎フロンターレ優勝の立役者になったことは言うまでもない。

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最終更新:2017/12/13(水) 19:02
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