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整形、年齢詐称、生存競争......中国ストリーミングアイドルの過酷な現実

2017/12/14(木) 18:41配信

ニューズウィーク日本版

美容整形を重ね、年齢を偽ってまでしがみついた女性もキャリア変更を余儀なくされる

平日10時間以上、週末はこれより忙しく、旧正月の期間と美容整形手術の術後しか休めない仕事――それが中国の「ライブストリーミングアイドル」だ。彼女は中国全土のファンに向けて、一日のうち決められた時間に自分の姿を生中継で歌やダンス、食事風景などを配信し、動画を見た視聴者からの「プレゼント」で生計を立てている。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

レイプ写真を綿々とシェアするデジタル・ネイティブ世代の闇

「見た目と年齢はライブストリーミングを生業にする女性にとって最も大切な要素」。

こう語るのはライブストリーミング界の有名アイドルのファンファン(仮名)。この業界も2015年に彼女が配信を始めたときよりライバルが増え、競争は熾烈になってきたと語る。見た目の美しさが重要なこの世界で生き残りを賭けて、ファンファンは何度も顔や身体にメスを入れ美しさを保つ努力を怠らない。年齢も本当は26歳だが、23歳と偽っている。

ファンファンが必死になるのも無理はない。中国のライブストリーミング業界は約350万のプロとセミプロの配信者がいて、約3億5000万人のスマートフォンからの視聴者がいる一大市場に成長した。ファンファンもプロの配信者として「視聴者に見てもらう」努力を重ねるが、身体は悲鳴を上げている。

一日のなかでもライブストリーミングの視聴率が高い午後8時~午前12時を中心に生活するファンファンの起床時間は遅く、生活は不規則だ。今年の初めに美容整形手術を受けた直後さえ、配信スケジュールを変更して1日2回、午前10時と午後8時に短いセッションを届けた。

ファンファンは普段、髪のセット、メイクアップ、着替えなどの準備に2時間、ライブストリーミングだけで5~6時間費やす。でも仕事はまだ終わらない。写真や動画を中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に投稿したり、他のSNSでもフォロワーと交流するので大忙し。これもすべて、自分の生計を立てるための努力だ。

それでも「どんなに頑張ってもライブストリーミングで生きていけるのはせいぜい5年間」だ。「この先キャリア変更は避けられないから、お金を稼ぐ他の方法を探している」と語るファンファンは、飲食店への投資のかたわら、自身もライブストリーミングアイドルからファッションブロガーに転向しようと、ウェイボーで女性の支持を集めることに力を注ぐ。

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