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安室奈美恵の特番が大コケ NHKでもしらけムード

2017/12/14(木) 5:59配信

デイリー新潮

 突然の引退発表をきっかけに巻き起こった安室奈美恵(40)フィーバー。しかし、その折も折、独占インタビューを報じたNHKの特番が大コケしてしまった。紅白歌合戦出場への“呼び水”ともされていたのに、どんな理由があったのか。

 11月8日にリリースされたベストアルバム「Finally」は、発売第1週で111万枚を突破。ダブルミリオンの達成は、ほぼ確実な勢いである。

 芸能記者に聞くと、

「さらに、来年2月からはナゴヤドームを皮切りに国内5大ドームツアーと、香港、台湾などの海外公演も始まります。すべてを合わせた観客動員数は70万人。それでも、チケットのプラチナ化は免れない。平成の歌姫の最後の姿を目に焼きつけようと、チケット争奪戦が勃発するのは間違いありません」

 安室フィーバーは、序章が始まったばかり。

 ところが、11月23日に放送されたNHKの特番「安室奈美恵『告白』」は、なぜか大コケだったのだ。夜10時からオンエアの1時間番組だったが、平均視聴率は9・1%。それに対し、裏番組の「秘密のケンミンSHOWスペシャル」(日テレ系)は、10・1%だった。大手紙やスポーツ紙のラテ欄などで、大々的に番組宣伝を行ったのに、同時間帯のトップにすらなれなかったのである。

コアなファン

 なぜなのか。

 メディア文化論が専門で、上智大学の碓井広義教授が解説する。

「確かに、安室さんはヒップホップの女王かもしれません。しかしながら、音楽の趣味嗜好がこれだけ多様化した時代では、かつての美空ひばりや山口百恵のような歌謡界全体の女王とまで言えるかどうかは疑問です。ましてや、NHKの大票田は中高年層です。満を持して、安室さんの番組を放送したのでしょうが、期待通りの数字が取れなかったのはNHKの勇み足というほかありません」

 そもそも、安室のファン層の中心は、アラサー、アラフォーの女性だという。

「安室さんの絶頂期は、1995年から2000年にかけてです。つまりは、“アムラー”という彼女のファッションを真似する女性が相次いだ時期。そのころのファンが、いまも変わらずに安室さんを応援していて、そこが9・1%の数字になっているのではないでしょうか。CDが爆発的に売れていると言っても、コアなファンに支えられているに過ぎないのです」(同)

 挙げ句、想定外の低視聴率しか取れなかったことに、NHK内部でもしらけムードが漂っているという。

「局内では、最悪でも15%は見込んでいました」

 とは、NHKの関係者。

「トークが苦手な安室さんが独占インタビューに応じ、引退発表までに至る胸中を赤裸々に告白したわけですから。でも、蓋を開けてみたら惨憺たる有り様だった。安室さんは現段階でも、紅白の特別枠出場については出るとも出ないとも明言していません。NHKとしては、特番をサプライズ獲得の“呼び水”にするつもりでした。でも、この数字では、“せっかく出てもらっても、目玉にならないのではないか”と囁かれ出す始末です」

 絶頂で散る花とは、なれないようである。

「週刊新潮」2017年12月14日号 掲載

新潮社

最終更新:2017/12/19(火) 15:31
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