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悪しき体育会から脱却、日体大野球部の躍進

2017/12/16(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

 11月に開催された第48回明治神宮野球大会の大学の部では、日本体育大学が37年ぶり2度目の日本一となった。初戦の九州共立大戦ではタイブレークの末、7対1(延長10回)で勝利。準決勝の東洋大戦では4対0、決勝では星槎道都(せいさどうと)大に3対0で勝利した。

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2018年秋のドラフト上位候補である松本航(3年・明石商出身)と東妻勇輔(3年・智辯和歌山出身)の投手2本柱が決勝までの3試合で2人合わせて1失点と好投し、優勝の原動力になった。だが、個の能力だけで日本一になったわけではない。その背景には古城隆利監督によるチーム改革「体育会イノベーション」があった。

■日体大の「体育会イノベーション」とは

 「体育会イノベーション」とは、ひとことでいうと、悪しき体育会の伝統を排除する取り組みである。

 「上下関係をなくすわけではありません。後輩が先輩に対して敬語を使うことは必要だし、規律は教えていかなければいけない。上級生が下級生の面倒を見る。下級生は上級生を尊敬する。そういった、いい上下関係を持ちなさいということです」と、古城監督は説明する。

 昔ながらの体育会の上下関係では、4年生が威張って何もせず、下級生が部や先輩の雑用をするのが当たり前だ。1年生は入学後、大学での野球や生活という新しい環境に適応していかなければならないのに、雑用でそれどころではなくなってしまう。

 そこで、日体大では2015年11月から「体育会イノベーション」を実施。これまでは1年生がやっていた寮の清掃やグラウンドでの練習の準備、道具運びといった仕事を、4年生が率先して取り組むようになった。これにより、1年生は環境に適応する余裕が生まれ、自分の土台を作ることができるようになった。上級生は責任を持って後輩を指導しながら、自分たちも成長した。「チーム力が底上げされました」と古城監督は言う。

 古城監督は日体大を卒業後、いすゞ自動車野球部でプレー。同部コーチ、日体大コーチを経て、2009年に監督に就任した。

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最終更新:2017/12/16(土) 6:00
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