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ユニクロ潜入・横田増生×東京新聞・望月衣塑子 ジャーナリストの“嫌われる勇気”

2017/12/17(日) 7:00配信

文春オンライン

ジャーナリストは嫌われてこそ? 取材拒否がきっかけになった潜入ルポ『ユニクロ潜入一年』の横田増生さんと、安倍内閣の菅官房長官への「質問攻め」で注目を集める東京新聞記者・望月衣塑子さんが初対談。全2回の前編ではユニクロ、官邸取材の裏側と秘話を語っていただきました。(11月25日のイベントを収録。司会は大山くまおさん)

横田さん、根性が本当にすごいですね

横田 このたび 『ユニクロ潜入一年』 を刊行いたしました横田と申します。3店舗で働いたんですが、去年の今頃はビックロの「感謝祭」で一生懸命、服を畳んでおりました(笑)。

望月 東京新聞の望月衣塑子と申します。今回は横田さんに対談相手として指名していただいたそうで……。ご本を読ませていただきまして、横田さん、根性が本当にすごいですね。私も結構しつこいと言われますが(笑)。今日は対談を通じてたくさん学んでいきたいと思います!

――では、横田さんがこの本をお書きになられた経緯を教えてください。

横田 あっ、その前に上着を脱がせていただいて(赤のパーカーを脱ぐと、中からユニクロの黄色いポロシャツが現れる)。錦織圭モデルです(笑)。

望月 ハハハ。仕込んでたんですね。

横田 パーカーもユニクロだったんですけどね。それでこの本を書いた経緯なんですけど、この前作にあたる 『ユニクロ帝国の光と影』 を書いたとき、ユニクロが版元の文藝春秋に2億円超の損害賠償を求める名誉毀損裁判を起こしました。いわゆるスラップ裁判、威嚇裁判ですね。これは最高裁まで行って、文藝春秋の完全勝利に終わります。それが2014年の年末です。裁判が終わって、久しぶりにユニクロの決算会見に出席しようと思っていたのですが、その決算会見の当日に発売になった『週刊文春』で、僕は「ユニクロ請負工場 カンボジアでも“ブラック告発”」という小さな記事を書いていたんです。すると、ユニクロの広報から僕の携帯に電話がかかってきて、今日の決算会見には出ないでほしいと連絡が入った。

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最終更新:2017/12/17(日) 10:00
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