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「最初、ふざけんなよと」 日本代表FW小林が明かす、韓国戦“PK弾”の舞台裏とは?

2017/12/17(日) 15:40配信

Football ZONE web

開始1分に小林が冷静にPKを沈めて日本が先制…キックのコースを指定していたのは愛息

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、16日のE-1選手権・韓国戦で1-4と敗れて2大会ぶりの優勝を逃した。開始早々に先制した日本は、その後に4失点と大敗したが、開始1分のPK成功にはある秘話がある。2戦連続ゴールを決めた日本代表FW小林悠(川崎フロンターレ)が明かした。

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 まさに電光石火の早業だった。試合開始直後から敵陣内で攻撃を仕掛けた日本は、浮き球のパスに対して小林が頭でそらしたところ、ペナルティーエリア右に入り込んだFW伊東純也(柏レイソル)が自慢の俊足をかっ飛ばし、反応が遅れたDFチャン・ヒョンス(FC東京)が手を使って伊東を倒したとしてPKを奪取した。

 キッカーを務めたのは、今季Jリーグで得点王とMVPをダブル受賞した小林。今大会で代表のエースとして君臨する男がPKスポットにボールをセットする。相手GKの目視しながら気持ちを落ち着かせ、キックのコースを逡巡しているように思われた。ところが、すでに試合前からPK時に蹴るコースは、ある人物の言葉で決まっていたという。

 PKキッカーを小林が担当するのは事前のミーティングで決まっていたが、そのコースを指定していたのは小林の愛息だった。「子供に今日も聞きました」と明かしている。

「今日は僕一人が孤立」と悔しさ露わ

 川崎ファンの間ではお馴染みだが、小林はJリーグの試合でも息子にPKのコースを仰いでいる。第9節のセレッソ大阪戦(0-2)でPKを失敗。第13節の浦和レッズ戦(4-1)で再びPKキッカーを務めたなか、試合当日に子供にキックコースを聞き、その通りに蹴り込んで成功させた。そして今回の韓国戦でも、愛息の言葉を信じて“左”へ打ち込んだ。

 もっとも、小林が蹴ったPKに対して、韓国代表GKチョ・ヒョヌも素早く反応。伸ばした手は届かなかったが、キッカーを務めた本人は瞬間的に焦りを感じたという。

「キーパーがそっち(左)に飛んだので、最初ふざけんなよと思いました。けど、なんとか入って良かったです」

 先制した日本だが、その後は前半に3失点を喫し、後半にも1失点で1-4と敗れた。この日唯一のゴールを決めた11番は、第2戦の中国戦(2-1)に続く2試合連続弾で気を吐いたが、「今日の守り方は僕が一人孤立して、なかなか距離が縮められなかった」と悔しさを滲ませたまま会場を後にした。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:2017/12/17(日) 16:39
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