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「えっ、あの選手がこの年俸!?」 プロ野球契約更改“謎の金額”

2017/12/18(月) 7:00配信

文春オンライン

「“現状維持”と聞いて、正直、耳を疑いました」

 ベテラン記者が目を白黒させるのは、巨人・山口俊投手(30)の契約更改だ。

 3年7億円の大型契約で今季FA加入するも故障で出遅れ、成績は1勝1敗、防御率6.43。7月には暴力トラブルを起こし、警視庁に書類送検されたのだが――。

「本人は『ご想像にお任せします』とKYコメントをしましたが、現状維持の単年2億3000万円。今季の戦犯の1人に対して、理解不能な厚遇です」(同前)

 巨人では、肩の不調を球団トレーナーの鍼治療のせいだと騒いで結局今季は一球も投げなかった澤村拓一(29)も、現状維持の1億5000万円。

「今の巨人の選手獲得時のウリは生涯契約なんです。入団時に手厚い処遇というエサで釣っているから、たとえ問題児であっても、むげな扱いはできない」(同前)

 巨人と逆に、“塩対応”で記者を驚かせたのが西武。

 今季、打率2割9分8厘、23本塁打、61打点とブレイクした山川穂高内野手(26・今季年俸1600万円)が、球団提示の3000万円を保留したのだ。

「今年から契約更改に際しては事前通知がなされており、保留は珍しい。報道では、本人希望が4000万円で隔たりが大きいとされていました」(スポーツ紙デスク)

 ところが実際に本人が希望したのは、“倍増”にこだわっただけの3200万。

「たった200万の攻防でしたが、球団は、出場試合数の少なさ(78試合)を指摘し、『最大限以上の評価』(鈴木葉留彦球団本部長)と譲らなかった。西武は選手に冷たいと言われますが、これはさすがにシブすぎます」(同前)

 そんな中で異彩を放っているのは、やはり広島。

 ケガで途中離脱したものの打率3割、26本塁打、90打点の成績を残した鈴木誠也(23)は3000万円アップの9000万円でサインした。

「今回の更改で1億円プレイヤーになると見られていたのですが、『さすが広島のケチは筋金入り』と唸りましたね(苦笑)。一方で当の誠也が笑顔を浮かべて『お金はどうでもいい。早く野球がしたい』と語ったのは、好感度“爆上げ”でした」(前出・ベテラン記者)

 これぞ鯉の滝上り――。

「週刊文春」編集部

最終更新:2017/12/18(月) 10:54
文春オンライン

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