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「東京五輪メンバーが必ずいる」― 春高バレー、山本隆弘氏が注目する「2人の原石」

1/3(水) 15:01配信

THE ANSWER

「日本の宝を発掘する大会」…4日開幕の春高バレー、元日本代表エースの楽しみ方

 全日本バレーボール高校選手権「春高バレー」が4日に開幕する。日本一を争う高校バレーの祭典は、何に注目すれば、楽しめるのか。自身も出場経験のある北京五輪代表・山本隆弘氏に話を聞いた。

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「春高バレーは(11年に)1月に開催が移り、高校生活最後の大会になった。ほかの大会とは違ってバレーのみの大会であり、4面を使って試合が行われ、各校の応援合戦も注目。学校、町を挙げて応援するし、野球でいうなら甲子園のような雰囲気。特に関東勢は全校応援、楽器を使った応援など、独特の盛り上がりがある。会場に来れば、何かしら楽しむことができます」

 このように、春高バレーの魅力を語った山本氏。バレー界の次代を担う原石の発掘という面でも価値がある大会だ。

「僕たち目線でいえば、日本の宝となるような選手がどのような成長を遂げているかに注目し、あるいは新たな宝を発掘する場が春高バレーといえます」

 全国的な注目を浴び、独特の緊張感でプレーするからこそ、スター候補にとっては能力を測る格好の舞台となる。

「トーナメント戦でどう勝っていくか。国際試合を多くやる会場でどれだけできるのか。宝とされる選手には自分のプレーをアピールする最高の場所だし、インターハイ、国体では出てこなかった選手が最後に急成長している可能性もある。全員に平等にアピールするチャンスがある。各協会の関係者も多くいる中、自分をどれだけアピールできるのか。注目したいです」

 今大会の注目選手は「いっぱいいる」としながら、山本氏がとりわけ楽しみにする2人の逸材がいるという。

山本氏が「高校生離れしている」と絶賛した逸材とは?

 インターハイを制した鎮西(熊本)の1年生エース・水町泰杜、習志野(千葉)の上條レイモンド(3年)だ。

「水町選手はチームが苦しい場面でトスが集まるけど、しっかりと打ち抜くことができる。上條選手は変則的に高い打点で打ってくる。高さは高校生離れしていると思います。彼は3年生で、今年が最後という点でも楽しみです」

 こう話した上で「チャンスは全員にあると思う」とも付け加えた。

「身長が高いということで注目されることが多いけど、私は身長は関係ないと思っている。確かに高い方が有利ではあるけど、スパイクさえ打てれば世界と戦える。全員がここでアピールするという強い思いを持ってやってほしい」と独自の考えをもとに力説した。

 山本氏自身も鳥取商2年時に春高バレーに出場。バレー人生において、得たものは大きかった。

「私は春高バレーで初めて全国のレベルを肌で感じて、目標にすべきことが明確になった。幸いにも春高後に全日本ユースにも選出してもらい、トップの選手とプレーしてライバルができたという部分が代表のところまでつながっていったと思います」

 のちに日本人男子初のプロ選手となり、03年のワールドカップで日本人初の得点王&MVPを獲得、08年北京五輪に出場するなど、輝かしいキャリアの分岐点となった大会。そんな当時の経験を高校生に披露した機会があった。

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最終更新:1/3(水) 15:50
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