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高校サッカーの名将が選手権日程の改革案提言 流通経済大柏の本田監督「W杯のように…」

1/5(金) 18:40配信

Football ZONE web

4強進出の流通経済大柏監督 「夏も冬も1試合少ないのはとても有利」と日程に言及

 全国高校サッカー選手権で準決勝進出を決めた流通経済大柏(千葉)の本田裕一郎監督は、4強進出校が全て2回戦から登場のチームになったことを受けて、「夏も冬も1試合少ないのはとても有利なんです」と日程についての意見を語った。

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 今大会は12月30日の開幕戦が1試合あり、31日の1回戦に14チームが登場。新年に入って2日の2回戦から16チームが登場し、8日の決勝戦まで一気に消化する過密スケジュールになる。48校という出場数から生まれる2回戦登場のシードは抽選によって決まるが、前回大会で4強に進出した都道府県は必ず手にすることができる。それだけに本田監督は「そのシード権を取って来いという県からのプレッシャーがすごいんですよ」と苦笑した。

 準々決勝で対戦した長崎総科大附(長崎)は1回戦からの登場とあり、今大会の4試合目だった。エースFW安藤瑞季が累積警告により出場停止になったのも、消化試合数という要素は無視できない。本田監督は「相手のエースがいなかったから勝った、いたら負けた、みたいなのは嫌ですよね。高校生最後の大会、出させてあげたかった」と気遣っていた。

 大会中にドイツから知人が訪ねてきていたという本田監督は「連戦というのは本当にびっくりしていました。考えられない、と」と明かし、日程についての意見を明かしている。

改革を求め…「リーグ戦をやらせてあげたい」

「夏も冬も1試合少ないのはとても有利なんです。ただ、工夫はあるはずだと思うんです。初出場の学校が1試合で終わったらガックリ来てしまいますよね。やっぱり2試合、3試合はさせてあげたい。その試合数があれば、グッと伸びた選手だっていたはずなんですよ。ワールドカップ(W杯)のように、リーグ戦を絶対にやらせてあげたい。子どもたちも休みの期間ですから、できるはずだと思うんです」

 試合内容の部分でも、負けたら終わりのトーナメント戦だけにロングボールが主体になる試合が多い。この日の流通経済大柏に関しても「負けたくない気持ちがボールを蹴らせてしまった。奪ったボールをつなぐところに課題が出た」と本田監督が話したように、理想と現実の間で揺れるチームは数多い。

 この日の勝利により、千葉県代表は次回の高校選手権でも2回戦から登場になる。その重責を果たした本田監督は「運営の都合というだけでなく、進化しなければいけないんじゃないかと思っています」と話し、伝統ある大会の改革を求めていた。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

最終更新:1/5(金) 18:40
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