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小泉進次郎が今年から新聞を読むのをやめた理由

1/6(土) 11:00配信

現代ビジネス

毎年の恒例行事で驚きの発言

 小泉進次郎(36)の仕事始めは、選挙区内にある少年サッカーチームの「初蹴り」と決まっている。今年も1月3日正午過ぎに、ライトブルーのウインドブレーカー姿でグラウンドに現れた。

 「あけましておめでとう!」

 駆け寄ってくる少年たちとハイタッチを繰り返す。迷わずピッチに入り、ボールを追いかけ始める。元高校球児、政治家になる9年前まではサーファーでもあったとはいえ、会議ばかりが続く永田町での運動不足を感じさせないほどの身のこなしで巧妙にボールを操る。これが、初当選から変えていない毎年恒例の「儀式」だ。

 現場には正月三が日から働くのを厭わない物好きな記者だけが顔を出し、進次郎がフランクに立ち話するのも恒例行事だ。普段から「場の空気」を読もうとしない私のような取材者に対しても、一年で最もリラックスした表情で雑談に応じる場面でもある。

 「昨日(1月2日)は、おにぃ(小泉孝太郎)とムロ(ツヨシ)さんと一緒でしたよ。何回一緒に正月を過ごしたかわからないくらい、ムロさんは家族みたいなものですから」

 そんなワイドショー向けのサービストークがある以外は、話題はもっぱら本の話になる。進次郎は、知る人ぞ知る政界屈指の読書家だ。昨年の年末年始は『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ著、河出書房新社)だったが、2018年は新刊『ギリシャ人の物語・第三巻』(塩野七生著、新潮社)を読破したという。

 「アレクサンダーを描いた本。サイコーです。サイコーです」

 そう興奮気味に語った進次郎は、月刊誌「文藝春秋」を毎月購読しており、なかでも塩野が連載する巻頭言「日本人へ」をこよなく愛している。その二人の対談が昨年末、ついに実現したようだが、その中身は同誌2月号を読んでもらえばいいとして、「塩野さんに会ったのをきっかけに、時間の使い方を変えました」と言いながらこんなことをつぶやいた。

 「最近は新聞も、前ほど読まなくなったんですよね」

 進次郎といえば、全国紙、スポーツ紙、業界紙など新聞10紙を読んでいることをこれまで誇らしげに語ってきた。中学時代に新聞配達のバイトをやって以来の「新聞マニア」でもある。

 それが……。

 「『どこどこ新聞』だから読むということは、もうないですね。署名を見て、この人の記事だったらお金出しても読みたいと思うことはあるけど。そんな中で、塩野さんの本はハードカバーで、一冊3000円なんですよ。読み終わった時、もっと払いたいと思いましたね。これが本当の価値ある活字文化だと思いましたよ。軽減税率がないと売れないなんて、関係ないね」

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最終更新:1/12(金) 13:50
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