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日韓合意見直しで支持率回復を図る文大統領の“駄々っ子”ぶり

1/9(火) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

● 時の政権の都合次第で 身勝手な主張を繰り返す韓国

 最近、韓国の文在寅大統領が持ち前の“駄々っ子”ぶりを如何なく発揮しているようだ。“駄々をこねる”とは、子どもなどがわがままにふるまい、聞き分けのない行動を取ることをいう。その意味では、韓国の文大統領は、明らかに“駄々っ子”の類に入れてもよいだろう。

 文大統領は、2015年に日韓両国で取り決めた日韓合意を一方的に見直す姿勢を示している。国家間の合意をこうも勝手に、自分に都合よく反故にするような国を信用できないのは当然だろう。“駄々っ子”政治と批判を受けても仕方がない。

 2015年12月28日、日韓の両政府は慰安婦問題が “最終的かつ不可逆的に”解決されることを確認した。それにもかかわらず、12月下旬、文大統領は合意に至るプロセスに問題があったと言い始めた。

 日韓合意は当時の岸田外相と尹(ユン)韓国外交部長官(外相)が確認の上、記者会見を行った。また、安倍総理と朴大統領(当時)も内容を確認した。国家間の最終的な合意が形成されたのは明らかだった。

 合意内容を履行するのは、国際政治以前に社会の常識だ。韓国にはこの常識が通用しない。今後も韓国は時の政権の都合次第で子どもが駄々をこねるように、身勝手な主張を繰り返すだろう。わが国は、韓国がそういう国だと認識すべきだ。

● 日韓合意の反故を狙う文大統領 非公表の交渉過程も一方的に公表

 文大統領は2015年の日韓合意には重大な問題があるとし、慰安婦問題がいまだに解決されてはいないとの認識を示した。それは、国家間の最終合意を一方的に反故にする考えといえる。それに加えて、文政権は日韓政府が非公表にしてきた交渉過程なども一方的に公表した。

 外交に限らず、一般的なビジネスの世界の常識で考えても、韓国の主張は受け入れられるものではない。最終合意の内容を相互に確認しコミットメントを誓約したにもかかわらず、一方的に再交渉が必要と主張する相手とは、前向きな姿勢で議論することすら難しい。

 それでは、交渉相手を信頼することができない。文政権の対応は、国際社会における韓国の信頼感を低下させるだろう。というか、わが国や米国、中国を含むいくつかの国は、韓国はそのような“駄々っ子”のような国であることを十分に理解しているかもしれない。

 国際的な外交の常識を無視するような行動の背景には、中国との関係修復がうまくいかず、国内での支持率低下を食い止めたいという文政権の考えがあるように見える。特に、昨年12月の中韓首脳会談では、記者会見や共同声明が行われなかった。これを韓国世論は文政権の失敗、屈辱的な外交と批判している。

 就任直後、文大統領の支持率は80%を超えていた。しかしその後、徐々に支持率は低下し、中韓首脳会談後は68%をつけた。文大統領としては、わが国に対して強硬なスタンスを取ることで、日韓合意に反発してきた市民団体や労組の支持を取り付けたいのだろう。

 それは、一種の“人気取り政策”といえる。2月の平昌(ピョンチャン)オリンピックを控える中で、文大統領は世論にとって耳当たりのいい主張をすることで、自身への支持をつなぎ留める必要性を感じているとも考えられる。

 こうした韓国の態度が短期間で是正されるとは考えにくい。北朝鮮問題がある中で、韓国が身勝手な外交方針を修正できないと、朝鮮半島情勢の不透明感は高まるだろう。今回の文大統領の発表は、そうした懸念を一段と高める要因でもある。

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