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「予想外の移籍があった」ACL王者の浦和 “国内専念“の1年で新機軸を打ち出せるか

1/11(木) 17:10配信

Football ZONE web

新加入選手の発表会見を実施、山道強化本部長が補強の狙いを明かす

 浦和レッズは11日に新加入選手の発表記者会見を行い、横浜F・マリノスから加入のMFマルティノスを除く6選手が出席した。チームの強化責任者である山道守彦強化本部長は「予想外の移籍もあった」としながら、オフシーズンの補強の狙いを語っている。

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 昨季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制した浦和だが、山道本部長は「非常に難しいシーズンだった。国内で結果を出すことができず、ACLの出場権を失ったのは事実」と、手放しで褒められる成績でなかったことを認めている。リーグ戦は7位に沈み、ルヴァンカップや天皇杯も早期敗退に終わった。その結果、今季は国内での戦いに専念することになっている。

 それだけに、今季の目標を2016年のルヴァンカップ、昨季のACLに続く「3年連続のタイトルとACL出場権の獲得」と位置付けた。戦力的にはDF那須大亮(→ヴィッセル神戸)、MF梅崎司(→湘南ベルマーレ)、MF高木俊幸(→セレッソ大阪)、MF駒井善成(→北海道コンサドーレ札幌)、MF矢島慎也(→ガンバ大阪)がチームを去ったが、山道本部長は「ACLを獲りにいこうとするクラブの動きもあり、急なオファーという難しさもあった。予想外の移籍があったのは事実」として、想定していなかった流出が起こったことも認めている。

 その一方で、加入選手は各クラブで主力級の働きをしてきた選手たちが名を連ねた。移籍加入はDF岩波拓也(←ヴィッセル神戸)、MF武富孝介(←柏レイソル)、MFマルティノスの3名と、期限付き移籍から復帰のMF山田直輝(湘南)。特にマルティノスの加入は、既存選手と合わせて外国籍選手4人体制という意味合いも持つ。その狙いについて、山道本部長は今季の過密日程を挙げて語っている。

堀体制で初の始動キャンプ、勝負のシーズンに

「今年の国内サッカーは、ワールドカップイヤーということがあって、5月中旬までは4日に1試合くらいのペースで試合をしていかなくてはいけない。その中でルヴァンカップも欲しいし、タイトルを獲るためと考えれば、外国人選手の体制も含めて安定したパフォーマンスを出すことを念頭に置いた」

 Jリーグからの日程の正式発表はまだだが、クラブへ伝わっている日程は非常にタイトなものになるという。今季はルヴァンカップの予選リーグに出場する浦和は、試合数だけで考えればACL出場時と大差はなく、その上でリーグ規定により人数も減らす必要が生まれている。その中で山道本部長は「27人の体制でやっていくが、バランス良くできたと思っている」と自信を見せた。

 昨季開幕時は就任6シーズン目を迎えたミハイロ・ペトロヴィッチ前監督による継続性とチーム戦術の浸透が浦和の武器になっていたが、今季は堀孝史監督に交代してから初めてオフを挟み、選手補強や始動キャンプでの戦術の熟成といった面でも、新たな挑戦の1年になる。その中で国内からの出直しとなる浦和が、2006年以来のリーグ制覇と3年連続のタイトル獲得を実現できるのか。昨季のアジア王者にとって、真価の問われるシーズンになるはずだ。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

最終更新:1/11(木) 17:56
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