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サムスン、「5兆円利益」でも高笑いできないワケは

1/11(木) 6:15配信

JBpress

 最近、注目を集めているのが、「中国の躍進」だ。サムスン電子を上回る大規模投資を続けて半導体メモリーの「国産化」を進めている。

 鉄鋼や石油化学産業で起きたことが半導体で起きないとどうして言えるのか。韓国メディアは年末以降、中国企業の巨額投資の動向を詳細に報じている。

 さらに、中国で「スマホメーカーがサムスン電子の半導体価格が高すぎるという不満を高めている」という動きも報じている。

■ 「サムスン打倒の好機」

 「サムスン打倒 今が好機・・・日米中企業・政府、事実上タッグ」

 1月8日、「毎日経済新聞」の1ページを使ってこんな大きな記事が載った。

 「サムスン電子が半導体分野で世界1位になった。過去最高の業績にもなったが、年初から危機感に包まれている。日米中の警告音があちこちで聞こえてくる」

 「DRAMとフラッシュメモリー市場で圧倒的なシェアを上げて四半期ごとに10兆ウォン前後の利益をサムスン電子にもたらし、韓国経済を支えてきた半導体事業で日米中のけん制は露骨だ」

 こんな書き出しの記事は、中国の官民を挙げての半導体産業育成、米国のITC(国際貿易委員会)によるサムスン電子に対する半導体特許侵害調査、アベノミクス政策にのってソニーやパナソニックの業績が急回復していることまでごちゃ混ぜにして、「サムスン包囲網」として警鐘を鳴らしている。

 「今が好機」とあるが、なぜ「好機」なのかは触れていない。

 危機感を持つ気持ちも分からないではないが、最近の韓国メディアの報道ぶりはいったいどういうことなのか? 

 どうしてこんなに「危機感」ばかり煽るのか? 

■ 運命の2月5日

 そう思っていたら、最近、ある大企業トップがこう説明してくれた。

 「2月5日に向けてメディアが『サムスンは大変だ』と報じているのかな?」

 2月5日。この日こそ、サムスンにとって「運命の日」なのだ。

 そうだ。朴槿恵(パク・クネ=1952年生)前大統領を巡る一連のスキャンダル(収賄罪など)で起訴され一審で懲役5年の実刑判決を受けてソウル拘置所にいる李在鎔(イ・ジェヨン=1968年生)サムスン電子副会長の控訴審判決がこの日なのだ。

 李在鎔氏は、病床にある李健熙会長(1942年生)の長男で事実上のグループ総帥だ。

 2017年12月27日、検察側は、控訴審の最終公判で「懲役12年」を求刑した。まさにこの判決が2月5日に言い渡されるのだ。実刑なのか、執行猶予付き判決なのか、無罪なのか。

 万一、控訴審でも実刑になると拘置所生活がさらに続くだけではなく、大法院(最高裁判所に相当)でも軽い判決になる可能性はかなり低くなる。だからサムスン側は必死だ。

 12月27日の公判で李在鎔副会長は最終弁論をした。この内容が韓国メディアでも大きく報じられた。

■ 李在鎔副会長の夢

 「・・・私の企業人としての夢を話します・・・私は、社会と従業員からリーダーとして認められたかった。創業者である李秉喆(イ・ビョンチョル)会長の孫、李健熙(イ・ゴンヒ)会長の息子としてではなく、これら先代に引けを取らない企業人として認められたかったのです」

 「私は一人息子です。他の企業とは異なり、後継者の椅子をめぐって争うこともありませんでした。そんな私がどうして賄賂を渡して請託をしますか?」

 1人息子で競争もないのだから、大統領の賄賂を渡す理由がないという内容だ。本心を正直に話したのだろうが、残念ながら韓国内では同情する雰囲気はあまり生まれなかった。

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最終更新:1/11(木) 6:15
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