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よみがえるかJFKの迫力! 猛虎ブルペン驚異の奪三振率/記録の裏側02

1/13(土) 11:02配信

週刊ベースボールONLINE

圧倒的なパワーピッチング

 2017年の記録の裏側に迫る短期連載。第2回は奪三振だ。

 楽天・則本昂大の奪三振が話題になった昨シーズンだが、チームで見るとセ、パ投手陣で最多奪三振は阪神の1223。セ内2位のDeNAをなんと106も上回る。

 阪神は3.29でリーグ最高防御率にもなっているが、特筆すべきはリリーフ陣の充実だ。先発3.71、リリーフ2.77。12球団最強の投手陣と言われ、チーム防御率3.22のソフトバンクのリリーフ防御率2.78も上回る。

 その秘密は、パワーピッチング。金本知憲監督は「回転のいい、強い球を投げろ!」と選手に言い続け、スタイルの違いこそあれ、選手もそれを体現している。データ的に甲子園はセ本拠地内でもっともホームランの出にくい球場であり、あの広いナゴヤドームが69試合で85本塁打に対し、62試合で65本塁打と少ないこともあるだろうが、加えて、あの熱狂的な声援が攻めるピッチングでさらに増幅し、相手に重圧をかけることを熟知しているからだろう。

 奪三振率で見ると、先発が7.80、リリーフが9.88。12球団のリリーフ陣で奪三振率が9を超えるのは、他はソフトバンクのみだが、こちらも9.16。虎のブルペン陣の威圧感が分かる。

 個人で見ていくと、先発では規定投球回達成者で最高となる9.76のメッセンジャー、リリーフ陣ではドリス12.14、藤川球児11.28、岩崎優11.05などの数字がある。球速はまちまちだが、いずれも攻めてこそ、の数字である。

 おそらく金本監督の中には、自身が現役で優勝を手にした2005年のイメージがあるのではないだろうか。同年のリリーフ陣の奪三振率は、なんと10.30。それもそうだ。ジェフ・ウィリアムス10.37、藤川球児13.55、久保田智之10.82。あのJFKがいたのだから。

写真=BBM

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