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「共働き高年収家庭」はおカネが貯まりにくい

1/13(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

 今回は、結構稼いでいる共働き夫婦なのに「まったくおカネが貯まらない!」という30代共働き夫婦からの相談です。相談者は東京都にお住まいの小山咲恵さん(34)。夫は38歳の会社員で、4歳のお嬢さんがいます。小山家の年収は合算で1000万円超あり、「手取り年収」も約870万円。なのに、現在の世帯の貯蓄額は約300万円。結婚後それなりに時間が経っているのに、この手取り額にしては、貯金は確かに少ない額です。

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■「貯められない」共働き夫婦には必ず理由がある

 実は共働きだと、表面上の年収である「世帯年収」(手取り年収とは別)で1000万円超のケースはさほど珍しくはありません。しかし、「貯めていける家計」と、小山さんのように「まったく貯まっていない家計」と両極端に分かれます。読者の皆さんの中にも「貯められない共働き夫婦」は結構いらっしゃると思います。必ず理由があるので、家計の見直しについて、一緒に考えていきたいと思います。

 相談内容を簡単にまとめます。小山家の手取りは前出のとおり約870万円。できれば「年間200万円は貯金したい」とのことです。しかし、独身時代からも含め、家族で計7つの保険に入り、現在年間57万3000円もの保険料を払っています。しかも、この保険ショップからは、さらに「貯蓄型保険」と「がん保険」の加入を勧められています。

 どうやら「保険の入りすぎ」に問題があるようですが、それだけが「貯蓄できない原因」ではないようです。まず、保険についての内容を確認しつつ、次に、老後に一定水準以上で暮らせる額を割り出すための「必要貯蓄額」を計算して、それを達成するにはどうすれば良いのかを考えていきましょう。

 小山家の「7つの保険」の中身を見てみます。「地震保険付き火災保険」、ご主人の「収入保障保険」「終身医療保険」「個人年金保険」、妻である咲恵さんご自身の「終身医療保険」と「個人年金保険」、そしてお嬢さんの「学資保険」です。

■共働きなら、収入保障保険は「夫婦での加入」も

 まず、地震保険付き火災保険は必要ですので、このまま継続してください。収入保障保険ですが、これも持ち続けて良いと思います。しかし、小山家は共働き。夫だけ加入している、というのはどうでしょうか。

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