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「モンベル」が作ったインナーダウンという当たり前

1/14(日) 18:01配信

WWD JAPAN.com

 インナーダウンは、今やニットに代わるミッドレイヤー(中間着)として市民権を得ている。カジュアルシーンのみならず、出退勤時のビジネスマンのジャケットの下で強い味方になっている。しかし5年前、この当たり前はなかった。新たな着こなしを大きくけん引したのが、日本のアウトドアブランド「モンベル(MONT-BELL)」だ。竹山史朗・常務取締役兼広報本部長に話を聞いた。

「モンベル」が作ったインナーダウンという当たり前

竹山史朗・常務取締役兼広報本部長(以下、竹山):ダウンウエアというアイテムが誕生して以来、それは無条件でアウターを指していました。生地もがっしりし、とにかくボリュームがありましたから。

「モンベル」が、軽量でコンパクトに収まるファスナー式のダウンジャケットを発表したのは1997年。実はダウンの下着というものはそれ以前にもありました。ただしそれは完全に冬山用のもので、一般の方はまず着ない、少なくともファッションの文脈で出てくるものではありませんでした。「モンベル」が作ったのは、中間着として着られるもの。これがインナーダウンの走りだと思います。当時のアイテム名は“ダウンインナージャケット”でした。

ジャケットから始まり、2001年にはプルオーバータイプのベストを発売。当初は襟付きのデザインでしたが、重ね着する際に干渉しないよう襟のないものに変わっていきました。その後もスナップボタン式やフード付きなど、次々販売しました。

WWD:「モンベル」の代名詞ともなったカーディガンタイプの発売は?

竹山:11年です。

竹山:それまでは軽量でコンパクトなダウンというものがなかったので、これを見つけたスタイリストさんらファッション感度の高い人たちが、自由な発想で着こなしに取り入れ始めたのがきっかけだと思います。もちろん温暖化も重要なファクターでしょう。それほど、ごついダウンが必要なくなった。脱いだ時もかさばらず、小さくたためる方がいいですし。こうしてアウトドアシーン以外でも、少しずつ着られるようになってきました。1万円前後という価格帯も手を出しやすかったのではないでしょうか。今ではオフィスで、ニットの代わりにインナーダウンを着る方も増えましたね。

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最終更新:1/14(日) 18:01
WWD JAPAN.com