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「太陽の下でチョコレートが…」ロシアの名門が黒人差別のあり得ないツイートで大炎上

1/14(日) 8:18配信

SOCCER DIGEST Web

年末にUEFAから差別的行動で制裁を受けたばかり

 ロシアの名門、スパルタク・モスクワが公式ツイッターにとある動画とキャプションを投稿。これが大問題に発展した。英紙『The independent』や米スポーツ専門チャンネル『ESPN』など、大手メディアが大々的に報じている。

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 現在、UAEのドバイでキャンプ中のスパルタク。問題の投稿があったのは現地時間土曜日の朝だった。所属するフェルナンド、ペドロ・ロシャ、ルイス・アドリアーノの3選手が炎天下でストレッチしている様子を撮影。クラブは公式ツイッターであろうことか、その動画に「見てもらおう。太陽の下でチョコレートがどう溶けるのかを」といった文章を添えたのだ。3選手はいずれも黒人選手である。
 
 すぐさま同ツイッターには人種差別を糾弾するメッセージが殺到し、クラブ側は投稿を削除。その日の夜、3選手がツイッター上で「僕たちは仲間だ」「なんの問題もないよ」と語りかける動画メッセージなどを掲載して火消しに努めたが、黙っていなかったのが反・人種差別団体だ。
 
 英国国営放送『BBC』に出演したのが、アンチ団体FAREの代表者であるピアラ・ポワー氏。怒りを込めてこう抗議した。
 
「人種差別はロシアが潜在的に抱えている大きな問題であって、来るワールドカップ本大会に向けて真摯に取り組むべき課題だった。にも関わらず、国内のビッグクラブがなんら疑問に感じることなく、あのような投稿を容認している。考えられない事態だ。最近(昨年10月)もイスラム教徒を揶揄するチャントがあって制裁を受けたばかりだが、選手たちやクラブの首脳陣はどうやら事の重大さを理解していないようだ」
 
 同じく反・人種差別団体のKICK IT OUTも声明を発表し、「ロシアにおいては、黒色人種差別が常態化している。それをあらためて証明する結果となった。数か月後にはワールドカップが開催される。大きな警鐘とならなければいけないし、抜本的な対策が求めたい」と書き綴った。
 
 スパルタクは年末にも、人種差別にまつわる事件を起こしている。UEFAユースリーグのリバプール戦で、スパルタクの主将であるレオニド・ミロノフが相手FWのリアン・ブリュースターに差別的な行動を取った。UEFAから最低でも10試合の出場停止処分が科される予定だ。さらにその試合ではリバプールの別の黒人選手が、スタンドのファンに差別的な野次を浴びせられた。この点に関してもUEFAは、罰金と観客の入場制限など制裁処分を決定。今回の恥ずべき行為は、その直後に起こったのである。
 
 おふざけでやったとはいえ、昨シーズンのロシア王者が犯したのは、あり得ない失態だ。UEFAとFIFAはアゲインスト・レイシズム(反・人種差別)を前面に押し出しているだけに、なんらかの新たなペナルティーが科されるのは間違いない。まだまだ尾を引きそうだ。

最終更新:1/14(日) 8:21
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