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「肥だめ」よりひどい?メーガン・マークルに対する英右派の差別発言

1/16(火) 20:12配信

ニューズウィーク日本版

「英王室の血を汚すバカな平民」「頂点に這い上がろうと必死のアメリカ黒人」等々は、黒人プリンセスを嫌うイギリス人の本音?

反EU・反移民を掲げる右派政党、イギリス独立党(UKIP)のヘンリー・ボルトン党首(54)の恋人で党員のジョー・マーニー(25)が、ヘンリー英王子の婚約者で米女優のメーガン・マークルについて人種差別的なメッセージを知人に送っていたことが英大衆紙「メール・オン・サンデー」に暴露された。

「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

マーニーは知人男性に送ったメッセージで、マークルが嫌いだとして理由を列挙した。「人種にこだわり過ぎ。英王室の血を汚す。バカな平民。脳みそが小さい」などに加え、「黒人で女優気取り。ここはイギリスであってアフリカじゃない」と罵倒していた。

メッセージの相手が「それは人種差別だ」と批判すると、「だったら何?」と突っぱねてこう続けた。「彼女は黒人のアメリカ人。何とかして頂点に這い上がろうとして必死なの。次はイスラム教徒の首相や黒人の国王が出てくるに違いない」

自分自身を「モデル、女優、ブレグジット支持者」と呼ぶマーニーに対しては、直ちに責任を問う声が上がった。人種差別的だと批判にさらされることの多いUKIP党内からも、「人種差別だ」と非難する声が上がった。

「どう見ても人種差別的な内容だ。党として一切許容すべきでない」と、党員のジャック・ペニーはツイートした。「党首選の時、ボルトンは人種差別やナチズムに立ち向かうと言った。もし党員のこのような不祥事を許すなら、彼もUKIPもそこまでだ」

■セクハラを告発するのは「弱い女」たち

前回の党首選でボルトンに敗れたピーター・ウィットルも、メッセージの内容は「不名誉だ」と切り捨て、党からの追放を訴えた。ボルトンは「マーニーの党員資格を即時停止した」と発表したが、追放の可能性には言及しなかった。

マーニーが暴言を吐いたのは、今回が初めてではない。ボルトンとの交際が発覚した後、英大衆紙サンは彼女のソーシャルメディアの投稿の一部を暴露した。そこでも彼女は、「自分たちの習慣を持ち込む外国人」のせいでロンドンが「スラム」になったと投稿。ハリウッドの大物プロデューサーだったハービー・ワインスティーンのセクハラや暴行を告発する女性たちのことは、「不平を言うだけの弱い女たち」と呼んだ。

「ショッキングな言葉遣いだった」と、今度ばかりはマーニーも謝罪した。「真意を伝えるためにわざと誇張した表現を使った」

だが、遅過ぎた。党内からは、ボルトンの辞任を求める声も上がっている。黒人プリンセスの行く末も心配だが、ただでさえ党勢が衰えているUKIPの将来はさらに危うそうだ。

(翻訳:河原里香)

ソフィア・ロット・ペルシオ

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