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ベトナムでクレジットカード払い。ここにご注意!

1/16(火) 21:00配信

ダイヤモンド・ザイ

 近年、急速に利用範囲が広がったベトナムのクレジットカード。日本のクレジットカードよりも進んでいる面も。日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安さんによるベトナムレポートです。

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 ベトナムでもクレジットカードが急速に普及している。

 「タクシー料金がクレジットカードで支払えるようになった」と聞いたのは、4年ほど前だっただろうか。私は普段、バイクで移動しており、タクシーに乗ることはほとんどない。日本からのお客様をタクシーで送迎したときに、好機到来とばかりにカード払いを試してみた。

 運転手は慣れた手つきでカードリーダーを操作し、何の支障もなく支払いが完了。拍子抜けするほどスムーズだった。それまでもクレジットカードを使った経験はあったが、「ああ、タクシーでも使えるようになったのか。本当に普及が進んでいるのだな」と感慨深かったのを覚えている。

 今や、海外からの旅行者が利用するホテルや高級レストランはもちろん、もっぱらベトナム人しか行かないようなスーパー、下町のコンビニ、小さなカフェでも、使えるから驚きだ。
 
 日本からの旅行者・出張者の方も、最近は「現金は極力少なく。基本はカード払いで」という人が増えた。地方はともかく、都市部であれば、現金をほとんど使わずに過ごすことが可能だ。

 しかしカードが普及すると共に、トラブルも増えてきている。今回は、私の回りで発生した事例を紹介したい。

事例1:カードが使えると思ったのに、使えない

 Aさんがホーチミン市を散策中、レストランのガラスドアにかかっている「Welcome」と書かれたボードに、自分が持っているクレジットカードのロゴがあるのが目に入った。ちょうどお昼時だったので「ああ、ここは私のカードも使えるんだ」と思って入店。食事が終わって支払いをするときに、クレジットカードを差し出すと、「現金のみです」と言われてしまった。
 
 驚いて「表のドアにこのクレジットカードのボードがあるんですが」と指差したところ、お店の人は澄ました顔で「ああ、あれは単なる飾りですから」。

 これには2つの解釈が成り立つ。1つは、お店の人が、どこかでクレジットカードのボードを手に入れて「これは便利」と使っている場合だ。もう1つは、お店がかつてはクレジットカードの加盟店だったが、契約を解除後も、ボードを返却せずに使い続けている場合である。いずれにしても、クレジットカードのロゴがあっても、それを100パーセント信用しないほうがいいだろう。

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3月号:1月20日(土)

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