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モノ言う打撃投手・久本祐一がドアラと語り合った「ドラゴンズ改革」

1/17(水) 8:21配信

webスポルティーバ

 昨年1月の合同自主トレ初日、1人の打撃投手が、選手、スタッフの前で「ドラゴンズは暗い!」と苦言を呈する一幕があった。4年ぶりに裏方として古巣に舞い戻ったばかりの男から、いきなり飛び出したこの大胆な発言は驚きをもって受け止められ、スポーツ新聞などメディアでも大きく報道された。

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 発言の主は、久本祐一。

 以来、彼は”モノ言う打撃投手”として一目置かれ、その熱い想いがファンの共感を呼んでいる。あの発言から、約1年が経過した今、果たしてドラゴンズ改革は進んだのだろうか? 新シーズンに向けての意気込みとともに、本人に話を聞いてみた。

* * *

──あのインパクトのある発言から1年が経ちました。2017年シーズンを終えてここまで、ドラゴンズ改革の手応えはありますか?

久本 あの発言をしたときは、チームのため、そして自分にプレッシャーをかける意味で自らを鼓舞したい気持ちもありました。自分の立場としては、声を出して選手の先頭に立ってというわけにはいきませんが、常に元気を出していこうという目標に関しては、まぁまぁ満足できたと思います。とはいえ、チームはBクラスですからね。説得力に欠けますよね。すみません。

──昨季のドラゴンズは連敗からスタートして、復調した時期もありましたが再び失速するなど波の大きいシーズンでした。

久本 大きかったですね。7月には3試合で32失点ということもありました。今までは考えられなかったことが実際に起きてしまった。僕がドラゴンズを抜けてから4年ぶりに戻ったんですけど、かつては味わったことのないことばかりでショックでした。同時に、自分がグラウンドに立てない悔しさもありました。

──なぜ調子が上がらなかったのでしょう。

久本 最大の原因は中心となるピッチャーがいなかったことですね。こいつが投げれば大丈夫、まず負けないだろうという存在。以前であれば川上憲伸さんや、絶好調時の吉見一起がいました。そういう存在が今はおらず、その責任を吉見や大野雄大が強く感じてしまっている部分があって空回りしちゃったのかなと。とくに吉見には負担がかかっていましたから。

──それが野手にも連鎖したのでしょうか。

久本 まだ若いチームなので勝つ喜びも、苦しさも知らない。負けに慣れてしまっているのかな、とも感じます。

──久本さんから見て、参考になるというか、うらやましいと感じたチームはありますか。

久本 何と言ってもDeNAですね。ピッチャーが揃ってきて、しかも先発に左が多いのが魅力です。今季のドラ1も左腕ですしね。そこにあの打線とファンの声援が噛み合えば、いくところまでいく可能性もあるんじゃないかな。

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