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堅いAJCCが荒れるとき、現れるタイプと同じ穴馬が今年も3頭いた

1/19(金) 7:41配信

webスポルティーバ

 1月開催の中距離重賞として歴史ある一戦、GIIアメリカジョッキークラブカップ(以下、AJCC。中山・芝2200m)が1月21日に行なわれる。

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 実はこのレース、7番人気で勝った昨年のタンタアレグリアを除くと、過去10年の勝ち馬はすべて5番人気より上位。比較的人気馬の強いレースと言える。

 とはいえ、2014年に11番人気で2着に突っ込んできたサクラアルディートをはじめ、ともに9番人気で2着に入った2008年のトウショウナイトや2010年のシャドウゲイトなど、伏兵馬の台頭も何度かあって、波乱の展開も十分に想定されるレースだ。

 そこで今回も、かつて穴を開けた馬たちを参考にして、一発が期待できそうな存在を探し出してみたい。

 まず取り上げたいのは、先述のトウショウナイトとシャドウゲイト。この2頭はそれまでに重賞実績がありながらも、勝ち星から遠ざかっていたため、すっかり人気を落としていた。

 トウショウナイトは、1年2カ月前にGIIアルゼンチン共和国杯(東京・芝2500m)で重賞初制覇。その後も、GII京都記念(京都・芝2200m)で3着、GII日経賞(中山・芝2500m)で2着と重賞で好走歴があった。

 ただ、アルゼンチン共和国杯以降は勝ち星がなく、翌年連覇が期待された同レースで14着に沈むと、続くオープン特別でも9着と惨敗。そのあとのGIII中山金杯(中山・芝2000m)でも見せ場なく11着に敗れて、AJCCを迎えた。

 シャドウゲイトも、3年前の中山金杯と国際GIのシンガポール航空国際C(シンガポール・芝2000m)で重賞勝ちを決めたが、その後はまったく勝利に恵まれなかった。およそ8カ月前のGII金鯱賞(中京・芝2000m)2着という結果が目立つぐらいで、あとはことごとく馬群に沈んでいて直近の4レースも大敗を繰り返していた。

 とすれば、当然人気するはずもないのだが、2頭ともAJCCで久々に力を誇示したのである。その例にならって、ここ最近まったくいいところがないものの、重賞実績のある馬を今回も狙ってみてはどうか。

 面白いのは、マイネルミラノ(牡8歳)である。

 4歳の終わりにオープン入りし、以降は重賞戦線で奮闘。GIII戦で3着、2着と何度か善戦し、2016年のGIII函館記念(函館・芝2000m)で初の重賞勝利を遂げた。その後、昨春にオープン特別で勝ったものの、最近の成績はさっぱり。ここ3戦も、いずれもGIII戦で10着、6着、11着と振るわなかった。

 そうなると、今回も人気が上がる気配はないが、トウショウナイトやシャドウゲイトのように、馬の状態やレースの展開など何かしらハマれば、再び力を示してもおかしくない。

 実際、マイネルミラノからは大駆けの雰囲気が漂っている。前走の中山金杯は11着とはいえ、出遅れが響いたもの。その状況で勝ち馬からコンマ6秒差なら、むしろ「よくがんばった」という見方もできる。

 さらに、4走前には同条件のGIIオールカマー(2017年9月24日)では難敵相手に4着と健闘。舞台適性は高く、好スタートから自分の競馬ができれば、チャンスは大いにあるはずだ。

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