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イチロー移籍報道の真実。代理人は日本復帰を「考えたくない」と明言

1/19(金) 11:20配信

webスポルティーバ

「MLBからのオファーがなければイチローは日本に戻るかもしれない」

 1月16日、そんなタイトルの記事が『MLB.com』から発信されて大きな話題となった。このストーリーは、日本人選手に関連した記事を書くことが多いベテラン記者のバリー・ブルームが、ジョン・ボッグス代理人の言葉を交えて構成したものだ。

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「(イチローが)どのチームにとっても素晴らしい財産になることに、誰かが気づいてくれるという期待を持ち続けている」

「当初は、マリナーズがイチローを復帰させることを望んでいた。多くのチームが積極的になってくれればと思うが、(FAマーケットに)まだ多くの外野手が残っていることは理解している」

「メッツの可能性もあったが、彼らはジェイ・ブルースと契約した。レッズがビリー・ハミルトンを放出すれば可能性はあったが、そうはならなかった。6チームと接触し、私たちは連絡を待っているところだ」

 記事内に記されたこのような言葉からは、チーム探しが思うように進んでいない事実が真実味をもって伝わってくる。その後、別記事で新たにサンフランシスコ・ジャイアンツの名も出ているようだが、 彼らが外野手を探しているのは事実ではあるものの、「連絡を取っている球団のひとつ」の枠を出ないだろう。

 もっとも、44歳になったイチローの“就職活動“が簡単ではないことは、かねてから予想されていた。スター選手やレギュラークラス、年俸の高い選手から順に行き先が決まっていくのがシーズンオフの通例で、昨季は年俸200万ドル(約2億2000万円)の控え選手だったイチローの去就が後回しになるのは当然のことだからだ。

 代理人のボッグスは、記事内で「(日本球界復帰は)本当に考えたくない」とも語っており、正式に日本行きについて述べたわけでもない。したがって、この記事のタイトルに関しては、ほぼ“飛ばし“だと言っていい。

 メジャーでの来季のチーム探しを考えると、イチローの立場がより厳しくなっているのは事実だろう。なぜなら、今オフはMLB史上でも空前のスローなオフシーズンになっているからだ。

 アメリカで最も権威のあるスポーツ総合誌の『スポーツ・イラストレイテッド』や『ESPN.com』が発表した、FA選手ランキングのトップ10にランクされた選手のうち、1月17日の時点で来季の所属チームが決まっているのは、わずかに2人だけ。

 春季キャンプ開始前まで1カ月を切ったにもかかわらず、ダルビッシュ有をはじめとする多くのスター選手たちが依然として契約交渉を続けている。新たに3年以上の契約をゲットした選手は皆無であり、さまざまなな意味で“異常事態“なオフだと言えよう。

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