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ついに嫌われる勇気を持った国産高級車、レクサスLS

1/20(土) 7:00配信

日経トレンディネット

 2017年10月に発売されたレクサス「LS」。1カ月での受注台数は約9500台と好調だというが、はたしてどんなクルマなのか。驚くほど変わったこのフラグシップセダンの詳細を小沢コージがお届けする。

【関連画像】フロントグリルはレクサス特有のスピンドル形状

●【コンセプト】ええ? サングラスが天井につかえちゃう!

 「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」

 正直ビックリしました。新型レクサス「LS」。そして冒頭の詩を思い出しました。高村光太郎の『道程』。自分の人生を自分の力で切り拓いていこうという心情を歌ったものですが、もしや今のLSであり、レクサスブランドの心境にピッタリではないのかと。そう、国内でも先日発売されたばかりの日本を代表する高級セダンの5代目のことです。

 新型の何にビックリしたかって今までにないとんがったスタイルと、そこから導かれる室内のタイトさ、なによりほかの何にも似ていないことを自ら課したことでしょう。

 実は小沢が新型に初めて乗ったのは年末に行われた世界カー・オブ・ザ・イヤーのロサンゼルス試乗会にて。乗るなりビックリしました。だって頭のサングラスが天井につかえちゃうんですから。

 小沢は長年頭を丸坊主にしていたこともあり、サングラスをつい頭にのせるクセが付いてますが、天井高めの高級セダンはもちろん、天井低めのスポーツカーでも上にくっついたことはほぼありません。

●もしや“居るもの”から“着るモノ”へと変貌?

 ところが新型LSは乗るなりグラスフレームが頭上へガツーン! 直前に背の低い日本人が運転席に座っていたことからシート座面が上がっていたようですが、それにしてもビックリ。新型LSの天井がこんなに低くなっていたなんて。シート形状にしろスポーツカーのように身体に結構フィットします。

 そして小沢は思いました。LSはもしや「居るものから着るモノ」に変わったんじゃないかと。ズバリ、既存の高級車の価値観であり、常識を捨てにきたのではないかと。

 だから頭に浮かんできたんです。高村光太郎の「道程」が。僕の前に道はない、というサムライ的な覚悟を決めたのではないかと。

 というわけで小沢コージ的インプレッションをお送りいたします。

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