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東大首席の女性弁護士、実はケタ違いのドジ ピンチ救う「受験パニック」克服法は

1/22(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 東京大学法学部を首席で卒業して、財務省の官僚を経て弁護士になり、ハーバード大学のロースクールを修了した山口真由さん。米ニューヨーク(NY)州の弁護士資格を持つなど、日米の難関試験をそれぞれ一発でクリアしてきた。現在は東大大学院の博士課程で家族法を学んでいる。山口さんに対して完全無欠な才女をイメージする人もいるだろう。しかし、「テストではケアレスミスばかりのおっちょこちょいな性格。パニック寸前になったり、体調を崩したりしたこともよくある」という。どうやって難関試験を突破してきたのか。

■米国の試験会場で迷子に

 「あれ、試験会場がどこだか分からない」。2016年春、マサチューセッツ州に滞在していた山口さんはパニックに陥りかけた。ニューヨーク州の弁護士資格に必要な倫理試験を受けるため、試験会場の大学のキャンパスに向かう途中で迷子になった。会場は複数のキャンパスに分かれており、指定された会場が分からない。
 調べようにもスマートフォン(スマホ)は持っていなかった。試験会場への持ち込みが禁止され、保管場所も用意されていなかったからだ。ネット検索はできないし、「ウーバー」の配車サービスも使えない。偶然通りかかったランナーに必死で場所を尋ねたら、親切にスマホで調べてくれた。5分で到着することができ、試験を受けられた。
 この倫理試験は切り抜けたが、本番の試験でも問題が起こった。会場はニューヨークから遠く離れた州都オールバニにあり、初めて訪れる地方の街。日ごろバスケットの試合に使う体育館に、1000人前後の受験者が詰め込まれ、入場には行列ができるほど。英語による試験は論文のほかに、マークシートの択一式問題もあり、長時間のハードなスケジュール。休憩時間にトイレに立つと、人混みで自分の席が分からず、ここでも迷子になりそうになった。
 試験が始まると、多くの受験者が一斉にパソコンに打ち込むため、音がうるさくて問題に集中できない。この試験はロースクールの修了者に限られており、合格率は約70%と比較的高い。ただ、外国籍の受験者は30~40%だという。山口さんはなんとか合格にこぎつけたが、反省しきりだった。
 海外での試験だったせいもあるが、子供の頃から培ってきた受験の際のルーティン(決まり事)を怠っていたからだ。

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最終更新:1/22(月) 7:47
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