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井手口陽介リーガデビュー。相手を削って「戦える日本人」をアピール

1/22(月) 17:54配信

webスポルティーバ

 リーガエスパニョーラ2部、第23節。日本代表のMF井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)が、アウェーのオサスナ戦でリーガデビューを果たした。試合は2対1で敗れ、出場時間もロスタイムを含めてわずか13分だったが、井手口がどのような選手かをアピールするのには十分なデビュー戦だった。

【写真】海外移籍について語る井手口陽介

「スタジアムもすごく雰囲気がよかったし、日本にない雰囲気だった。少ししか出てないし負けはしたけど、楽しい時間だった」

 試合後のミックスゾーンで、井手口はスペインでの初試合に満足感を得ていることを示した。長い時間プレーしたわけではないし、多くボールに触れたわけでもない。全てを判断するのには時期尚早であることは間違いない。だが、そのファーストタッチで右サイドの前線にフィード。しっかりとボールの芯を捉えた力強い正確なパスを見ただけでも、欧州で戦う力がしっかりとある選手であることを感じさせた。

 守備でも、ファールになってはいたものの、長身選手に対して臆することなく競り合いにいった。相手にのしかかったプレーや、イエローカードをもらうほど相手選手を削った場面は、気持ちの強さをしっかりと見せつけるものだった。

「うまいプレー、うまいサッカーはできるが戦えない」というのがスペインでのこれまでの日本人選手に対する評価だ。だが、クルトゥラル・レオネサにリーズ経由で新しく加入した背番号19番は、そのイメージとは逆の“戦える選手”であることをアピールした。それもレアル・マドリードやバルセロナですら思うようなプレーをすることができないオサスナのホーム、エル・サダルで、だ。

 この試合では、井手口が相手にプレスをかけられながらボールをキープする場面でのプレーはなかった。13分間の戦いは、両チームの力の差から押し込まれる時間が多く、相手を潰す、相手の攻撃を遅らせるというプレーが主となった。今後の試合では、攻撃面でどれだけチームの起点となるプレーを見せられるかが重要になるだろう。

「自分はサッカーの泥棒だよ。プラスになると思った考えは全て取り入れている」と、過去のインタビューで語っているクルトゥラル・レオネサの指揮官デ・ラ・バレーラ。見た目は“ちょいワル”の33歳の若手監督だ。

 そのサッカーはショートパスを中心とした、どちらかといえば日本人が好きなタイプのもの。だが、オサスナ戦では守備時には5-2-3となる4-3-3の変形のシステムを採用していたように、選手には高い戦術理解度が求められる。

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