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サーモンを愛する「寿司男」から1.7mのサナダムシ発見

1/22(月) 17:52配信

ニューズウィーク日本版

トイレットペーパーの芯に巻いて持参した男のてん末

米カリフォルニア州に住む、生魚が大好きな男性に悲劇が起こった。ある日、お腹を下してトイレで用を足そうとすると、なんだか様子がおかしい。肛門から細長いものがぶら下がっていたのだ。男性は咄嗟に「腸が飛び出した」と思って恐くなったという。それでも、腸と思しき物体を掴み引っぱり出すと、姿を現したのは全長5.5フィート(約168cm)の寄生虫だった。

「寿司男」から出てきたサナダムシ

病院に駆け込んだこの男性の対応に当たった救急担当の医師ケニー・バーンによると、男性はこれまでの経緯を話していたが周囲は懐疑的だったという。しかしここでバーンは、男性の手にあるビニール袋に気づいた。ビニール袋の中を確認すると、トイレットペーパーの芯に巻かれたサナダムシだった。

バーンに「その虫はあなたのお尻から出てきたのですか」と尋ねられた男性の返事はもちろん「イエス」。ここから詳しい問診が始まり、男性が腹部痙攣と血の混じった下痢に苦しんでいること、そして原因が男性の大好物にあることを突き止めた。

サーモン大好き、刺身は毎日

問診によると男性は衛生環境の良くない国への渡航歴もなく、疑われたのは食事。CBSによると、男性は寿司が大好きで、特に生のサーモンを愛しほぼ毎日食べていたという。

昨年、米疾対策センター(CDC)はアジア太平洋地域でサーモンに寄生したサナダムシが、アメリカ近海の魚にまで広がっていると警告を出していた。英デイリーメールによると、アラスカで水揚げされたサーモンにサナダムシが寄生する可能性が指摘されたという。医師らは、生食でサナダムシが体内に寄生する危険性は低いとしながらも、その可能性はゼロではないとしている。

また、危険なのはサナダムシだけじゃない。生の食材にはサルモネラ菌をはじめさまざまな細菌が存在し、病気を引き起こすこともある。専門家は、健康状態に応じて生鮮食品や生ものを購入するよう勧めている。家庭で魚を調理するときには、華氏145度(摂氏63度)で加熱調理するよう米食品医薬品局(FDA)が推奨している。また、冷凍することで寄生虫を殺すこともできるという。

ニューヨークでは市の衛生局が飲食店の衛生状態を厳しく管理している。衛生状態が良い店からA、B、Cで格付けし、飲食店側はこれを掲示しなければならない。ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンターで感染症を研究するダニエル・エイラス准教授はこのCランクに分類された飲食店にはほとんど足が向かないとしたうえで、寿司レストランではAランクを維持できないのは致命傷になるとCBSに語った。

今回のケースでは、男性は体内に残っている可能性のあるサナダムシを取り除くため投薬治療を受けた。今後は安全第一で愛する寿司との人生を歩んでいってほしい。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

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