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【15年早かったクルマたち】今こそほしい! 絶版車6選

1/24(水) 6:30配信

ベストカーWeb

 当たり前の話だが、商品はその時代のユーザーニーズに合わせて生み出される。好調に売れなければ失敗作だが、その中には「生まれてくるのが早すぎた」と思える商品もある。
 21世紀に入って間もない2002年、15年前の日本車の中から、時期尚早だった車種を取り上げてみたい。

(本企画は2002年12月の時点で販売していた国産車の中から、現在は新車販売しておらず、また後継車といえるようなモデルもないクルマであり、かつ「いまこのクルマがあれば売れるかもしれない」というクルマを渡辺陽一郎氏に選んでいただきました)
文:渡辺陽一郎

■トヨタイスト 2002年5月~2016年4月

 初代イストは優れたコンパクトカーだった。2002年に発売されたが、当時としては少しサイズの大きな15インチタイヤを装着して(185/65R15)、外観をSUV風に見せていた。プラットフォームやエンジンは初代ヴィッツと共通だが、前後の足まわりにスタビライザー(ボディの傾き方を制御する棒状のパーツ)を装着する。後輪側はサスペンション自体にスタビライザー効果のあるトーションビームだったが、別途装着していた。乗り心地は少し硬めだったが安定性が優れ、走りが適度に機敏でバランスの良いクルマであった。

 加えて内装の仕上げが上質で、シートも少し硬めながら、座り心地も快適だった。
 ところが2007年に発売された2代目イストは、最初から北米のサイオンブランドで取り扱うことを前提に開発され、日本仕様も全幅が1725mmと中途半端にワイド化された。デザインも北米向けで大味になり、エンジンは1.5Lと併せて1.8Lも用意するなど、日本市場とは相性が悪くなって人気も低迷した。

 そして2008年の終盤にはリーマンショックに見舞われ、2010年の末に発売された現行ヴィッツは質感を大幅に下げてしまう。この時期のトヨタの小型車は、質感が目立って低く初代イストが懐かしく思い出された。
 そして今はコンパクトなSUVが人気を得ているので、初代イストのような上質な車種があれば、注目されるだろう。上質で求めやすいトヨタ車の真髄が味わえる、最終期の傑作であった。

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最終更新:1/24(水) 6:30
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